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質問です。
三月巳の日の祓に、やがて造遥し給ふとて、
帥殿、河原にさるべき人々あまた具して出でさせ給へり。
平張どもあまたうちわたしたる御座し所に、入道殿も出でさせ給へる、
御車を近くやれば、「便なきこと。かくなせそ。やりのけよ」と仰せられけるを、
なにがし丸といひし御車副の、
「何事宣ふ殿にかあらむ。かくきこし給へれば、この殿は不運には御座するぞかし。わざはひや、わざはひや」
とて、いたく御車牛をうちて、いま少し平張のもと近くこそ、つかうまつり寄せたりけれ。
「辛うもこの男にいはれぬるかな」とぞ仰せられける。
さて、その御車副をば、いみじうらうたくせさせ給ひ、御かへりみありしは。
斯様のことにて、この殿たちの御中いとあしかりき。
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