07/09/07 23:15:33 KlvdAOYk
やっと原文をみつけたぜ。沙石集巻7-10
しかし >165 がなんで1行ずつあけて書いてるのかと思ったら
長い部分のそれぞれ別の箇所なんだよ、その3箇所は。
ちょっとひどいな。回答する漏れたちは、>>165 の教科書を持ってるわけじゃ
ないし、文脈抜きで断片的に書いたってわかるもんかよ!
>>165 が書いてない状況をかいつまんで書きながら解説すると…
京都人の貧しい母と娘が縁をたよって越後に下ったが、貧しい宿命にあるせいか、
越後でもやっぱり貧しかった。そのうち娘は、同じ京都人の念仏宗の男と結婚するんだが、
男は妻つまり娘に、
「かく心苦しくて住まんよりは、都にては、とてもかくても過ぎなん」
(こんなふうに田舎でも苦労して暮らすくらいなら、都ならば何とかして過ごせるだろう)
と京都に行こうと誘うわけだ。しかしそうすると娘は母と別れねばならないから渋る。
男はさんざん説得し、ついには母をも説得する。そこで母も娘を説得するわけだ。
「何様にも終に離るべき道なれば…」
(どうやっても最後には別れねばならない定めなんだから(つまり、一緒に住んでたって
母のほうがたぶん早く死んで別れることになるんだからってこと))
母の説得はまだ続く。「ともかく京都へ行け。京都で幸せに暮らしてもと思えば、
お母さんは安心だわよ」という話をうけて
「さあらんにつけては、孝養にてこそあらめ」
(そうとならば、(京都へ行くことこそが)親孝行であることでしょう?)
てなわけだ。ああ疲れた。こんなの部分的にちょこちょこ抜き出されたってわからんよ。
質問するときはちゃんと状況を詳しく書くように!!!