07/07/02 17:07:17 rKtyKG8G
宿題の問題でわからない所がいくつかありました。
どなたか教えてください。お願いします。
「源氏物語」須磨の秋
須磨には、いとど心づくしの秋風に、海は少し遠けれど、行平の中納言の、
関吹き越ゆると言ひけむ浦波、よるよるは、げにいと近く聞こえて、またなくあはれなるものは、かかる所の秋なりけり。
御前にいと人少なにて、うち休みわたれるに、一人目を覚まして、枕をそばだてて四方の嵐を聞き給ふに、
波ただここもとに立ち来る心地して、涙落つともおぼえぬに、枕浮くばかりになりにけり。
琴を少しかき鳴らし給へるが、我ながらいとすごう聞こゆれば、弾きさし給ひて、
恋ひわびて泣く音にまがふ浦波は思ふ方より風や吹くらむ
とうたひ給へるに、人々おどろきて、めでたうおぼゆるに、忍ばれで、あいなう起きゐつつ、鼻を忍びやかにかみわたす。
1、「秋風に」とあるが、どの文節にかかるか。
ア、遠けれど イ、吹き越ゆる ウ、聞こえて
2、「かかる所」とはどのような所か。
ア、須磨のような海辺に近い人気のない所。
イ、都を遠く離れた、わびしい配所。
ウ、須磨のような風光明媚の地。
3、「一人目を覚まして、枕をそばだてて四方の嵐を聞き給ふ」とあるが、源氏の心の状態はどのようなものか。
本文中から五字以内で抜き出せ。
4、「人々おどろきて」とあるが、これと対応している箇所はどこか。
本文中から八字以内で抜き出せ。