02/01/04 11:29
宣長らが評価されているのは、彼が採った、
厳密な文献実証的な方法に有ると思うね。
彼の文献実証主義は、『日本書紀』を廃して、
『古事記』を真実だとまず信じ込み、その上で、
選択した対象について、厳密な文献学的手法を
施す、っていうのが特徴ですね。
弟子の賀茂真淵なんかは、師匠の方法をさらに
突き詰めて、ありもしない資料をでっちあげて、
その資料を文献学的に検証することによって、
日本古来の文化とか精神なんかを発掘して、
その奥深さと歴史の長さを、誰からも異存がでないほど
詳細に明らめていったわけだし。