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(いわゆる荻外荘)会議のはじめ、及川海相から「和戦のいずれに決するかは総理に一任したい」との発言があり、それに対して近衛は「和戦いずれかに決定すべしというなら、自分は交渉継続に決する」と述べたところ、
東條英機陸相より「その結論は早すぎる。成立の見込みのない交渉を継続して遂に戦機を逸しては一大事である。
外相は交渉成立の見込みありと考えるかどうか」との質問があった。外相が「陸軍が支那駐兵問題で譲歩するならば交渉成立の見込みはないとは云えぬ」と答えたが、陸相は「駐兵問題だけは陸軍の声明であって絶対に譲れない」と主張したのであった。
(大東亜戦争への道(中村 粲)