09/08/18 00:39:37 h3WBTtQV0
有馬先生がすばらしいことをおっしゃている。
われわれは歴史を振り返るとき、神である。あらゆる事柄について結果を
知りうるからだ。。問題は、この神がときとして間違えるということだ。
われわれがながめているのは、結果を知らない人々の行為の集積であることを
忘れてしまうのだ。われわれは、一度は同時代人の眼に映じたイメージを可能な
限りたどってみることからはじめるべきであろう。(『国際化のなかの帝国日本』)
至言だ。有馬先生のこの指摘は、歴史を学ぶ上で不可欠な要素だと思う。
結果論の陥穽に落ちないためにも。