10/02/07 21:47:58 X67SGFPb0
リットンの示した解決条件によれば
日本、シナの利益が両立し、かつソ連の利益が考慮されること、日本・シナ間の新条約締結、
将来の紛争解決に関する有効な規定、日本・シナ間の経済的提携の促進などが述べられている
が、特筆するべきは以下の三点である。
①満州における日本の利益の承認
(これは、満州事変の原因は正当性であると事実上認めるものである)
②満州の自治
(これは満州国を認めるものではないが、日本の行動をある程度認めたものである)
③シナの改造に関する国際協力
(シナにおける現在の政治的不安定が日本との友好関係の障害になり、極東における平和維持
が国際的関心ごとになっている関係上、シナの現状は世界の他の地域に対する危惧となってい
る。シナは未熟な野蛮国だったのである)
つまり、リットンは満州事変の原因を調査して、その正当性をかなりの部分認めているのである。