08/10/13 09:23:39 feiX9XtPQ
16:名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/04/13(日) 15:41:36 ID:j8RaNHjT0
もともと戦前の日本は革命前の露伊とともに周辺工業国である
周辺工業国は米独英仏の主要工業国などに対し繊維製品など軽工業製品を輸出し
主要工業国から重工業製品等資本財を輸入していた
また資本もまた主要工業国から輸入していた
日本は日清戦争後、大陸侵略の足掛かりにより他国民の犠牲のもとに工業化が進
展始め、1897年に清国の賠償金をもとに銀本位制から金本位制にようやく移行し
国際金融市場と連結、為替相場を安定化し、資本輸入を容易にした
米独英からの技術など資本財輸入も日露戦争後、急速に拡大するが、自国の資本
財生産の低位性は払拭できずWW?前の粗鋼生産は伊の4分の1、露の14分の1で
国内消費の47%しかまかなえず、経常収支も赤字、他国からの借款も激増した
WW?前はついに金準備が枯渇し、返済が滞りった
大戦により食糧缶に石を詰め欧州に輸出するなど悪徳商法や戦後、独からの多大
な借財を踏み倒し危機を回避するなど現代の中国よりかなり悪質な国家だった
日本が金本位制に復帰したのは1930年だが、恐慌によりすぐ放棄
農業不況により小作人に打撃、労働者の失業率も他国に比し高水準だった
345:世界@名無史さん :2008/10/07(火) 21:33:30 O [sage]
―第一次世界大戦前の工業製品輸出額とその割合の伊日比較―
・1901-5年の年平均
世界全体 3990(100%)
イタリア 87(2.2%)
日本 41(1.1%)
・1913年
世界全体 7450(100%)
イタリア 194(2.6%)
日本 102(1.4%)
ちなみに1913年度の粗鋼生産量を例にとっても
日本の粗鋼生産量はイタリアの粗鋼生産量の約4分の1に過ぎない
また日本の粗鋼生産量はロシアの粗鋼生産量の約14分の1に過ぎない
当時の露伊日の周辺工業国は米独英仏の中心工業国にあらゆる面でかなり水を開けられている
従って周辺工業国の日本が先進国であったということは幻想であり
同じ周辺工業国のイタリアよりも下位に位置する軽工業主力の今で言えば単なる中進国に過ぎないのである
戦争バカの気違いじみた理論を除けば近代経済史においては統一された意見であろう