08/08/20 10:19:45 B2v9VpiJ0
URLリンク(www.nhk.or.jp)
タイトルは「調査報告 日本軍と阿片 」。関係者の証言や焼却処分から免れた当時の資料
から、日中戦争当時、関東軍による戦争を遂行する資金源が阿片の製造と売買で賄われ
ていたというドキュメンタリー。関東軍が民間人を通じて阿片売買を行っている実態も描か
れている。
関東軍だけでなく、汪兆銘などの傀儡政権の財源になっており、傀儡国家の予算の半分以
上が阿片の売買代金とのこと。思わず、覚醒剤の売買で国家予算をを賄っているとされる、
現在の朝鮮半島北部の国を連想してしまった。
皇軍が非合法の阿片に手を出していたことは、想定の範囲内だったが、さすがに東條英機
とか板垣征四郎といった人物の名前が出るとは思わなかった。番組を見る限り、東條英機
と板垣征四郎が関東軍時代から阿片に深くかかわっていることが示されているし、皇軍中央
だけでなく、最終的には「興亜院」という日本の政府機関で阿片の話がでており、ソ連軍侵攻
から敗戦に至る過程で、証拠隠滅することも抜かりなくやっている。
ところで、世の中には東條英機や板垣征四郎を「英霊」としてあがめたてまつる神社があり、
それを擁護する個人・団体や新聞社もあるが、関東軍時代から敗戦に至るまで中国大陸で
阿片の売買にかかわった東條英機や板垣征四郎を英雄・英霊として扱えるののだろうか。
なお、再放送は、総合テレビで8月29日深夜(30日午前)1時45分から2時44分までの予定。