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清水町文化(第十三号) 一九九〇年
連載 歴史文化探訪シリーズ(第十三回) 教育家 川嶋庄一郎翁と紀子さん
前 嶋 高 藏
○第四四号 昭和十一年一月二十日
寄附者氏名 川 嶋 庄 一 郎 氏
一、金拾圓也
川嶋先生御来校土産トシテ児童一同に鉛筆ヲ領ツ。
○第四五号 昭和十一年十月十日
寄附者氏名 川 嶋 庄 一 郎 氏
一、金弐拾円也
委託研究発表費トシテ寄贈、研究ニ使用ス。
○第四九号 昭和十一年十一月二十日
一、軸一本
報徳訓
六、その他の消息
前出の「生活様式」の記録中、和歌山師範学校嘱託とあって昭和何年から勤務され
たのか今のところ不明であるが、昭和十四・十五年頃、翁の國語漢文の専攻科の教え
を受けた生徒が町域に二人あり、庄一郎翁の揮毫された扁額を所持されている。その
一人楠本の前島克己氏は、本号一九ページに「御師川嶋庄一郎先生の思い出」として
記述されているのでご一読されたい。
翁は、書道にも精通の達人で、県師範学校の書道の専攻科をも担当されたようで、ふ
るさとの村名「安諦」を雅号としている。
翁は、昭和二十二年二月十二日七十八歳の天寿をもって逝去された。
板尾徳善寺の過去帳によれば、法名、教善院積空聖道居士。