06/09/06 01:44:31 8QrQ/Qxx0
「恨」(han)とは、韓国人と会津人の精神構造の根底に存在する情念であり、
それは韓国人と会津人特有のものである。
民族の根底の精神を理解するということは非常に難しいかも知れない。
それは、その民族が辿ってきた、歴史や文化に起因するものであり、
それはまた、その民族の歴史や文化に精通しなければならないということでもあるからだ。
朝鮮民族と会津人にとって「恨」とは、本来の意味は「深く自省」する心を指した。
何かの物事に、深く思いを致し、自分を見つめ直すという意味が「恨」であったのだ。
しかしながら、現在は言うまでもなく「恨」の意味が変わってきている。
自省という受動的意味合いではなく、他人を恨み・妬み・嫉みと言った、
能動的精神はっきり言えば怨念の意味合いが強く出ているのである。
恨とは、朝鮮民族と会津人の情念そのものであり、それは様々に解釈されるものである。
この一語の中に、朝鮮民族と会津人の歴史と文化が凝縮されていると言ってもよいのだ。