06/08/30 14:12:33 077TFmoi0
>>49が紹介しているサイトに面白い引用があった。
友人で主治医の松山という人物の証言。
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福沢先生とは三十七年来のお馴染であるが、種々普通の我々とは違がつた所があつた。
第一身体は見た所からあの通り御丈夫であったが、種々の場合に臨んで見れば見るほ
ど隙のない健康なお方であつた。近くは三十一年の大患が癒つた計か、心身機関の不
調子がアヽ迄迅速に解けて行くとは何うも不思議で堪らない。或時先生にお話すると「左
様か。生来の健康の外に別段人と異つた所もないが、唯一つの心当りと云ふのは、子供
の前でも話されぬ事だが、私は妻を貰ふ前にも後にも、未だ嘗て一度も婦人に接した事
がない。随分方々を流浪して居るし、緒方塾に居た時は放蕩者等を、引ずつて来るため
に不潔な所に行つた事もあるが、金玉の身体をむざむざ汚す様な機会をつくらぬのだ」と。
先生は嘘をつく方ではない。先生の御夫婦ほど純潔な結合が、今の世界に幾人あるだら
う。(「故福沢翁」『福沢先生哀悼録』193/194頁)
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福沢翁、女性関係はなんと生涯で唯一人、奥様だけ。しかも9人の子持ち。
思想家としてはどうだか知らんが、少なくともそっちのほうは偉い!