10/05/30 21:38:42
浜松城天守門は2階建て
やぐらの幅12メートル 30日に説明会
浜松市中区元城町にある浜松城の天守門が、2階建て構造のやぐら門で、
2階部分のやぐらは幅約12メートルと推定されることが26日、市文化財課の発掘調査でわかった。
調査結果は30日、一般向け現地説明会で詳しく解説する。
同課によると、17日からの調査で、天守曲輪を作る石垣の上部から、
やぐら門の礎石や屋根にふかれていた瓦などが次々と見つかった。
礎石などの位置関係から、やぐらの幅は約12メートルと考えられる。
また、やぐらの両脇からは、土塀に使用する塀瓦が多く出土しており、
天守門に土塀が連接していたことも確認できた。
やぐら門の瓦の特徴から、天守門は16世紀末に建てられ、その後も
江戸時代を通じて改修が繰り返されたと推定できる。天守門は城内でも一際大きく、
天守閣が17世紀に消滅した後は浜松城の象徴的な存在として維持されたとみられる。
現地説明会は30日午前10時と午後1時30分から浜松城公園内の発掘調査現場で行われる。
申し込み不要。雨天の場合は出土品の見学だけが実施される。
問い合わせは市文化財課(053・457・2466)へ。
(2010年5月27日 読売新聞)
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