10/01/18 17:33:01
輪島塗との対比で、会津塗の経過をたどった文献がある。
それによると、輪島塗は江戸市場に江戸前期から出てきており、
同時に各種技術の奨励によって高級漆器の座を占めるようになってゆく。
それと比べると、会津塗は江戸に登場した時期がかなり遅れ、
しかも原則として無地の素朴なものが中心となり、高級漆器とは呼べなかった。
これを改革したのが、明治以降の殖産興業策ということになる。
山は豊富であったため、漆は他地域より豊富に産した。明治政府はこれに眼をつけた。
でも、会津塗の人は江戸時代しか話題にしないね。卑怯だと思う。