09/10/09 21:59:34
>>260
>婢千人を以て自ら侍せしむ。
あまり深く考察したわけではないが、この婢というのは、恐らく
記紀万葉などに出てくる采女(うねめ)と関係があるような気がする。
■采女 (提供: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
URLリンク(ja.wikipedia.org)
■古代の三重から多くの「采女」 (三重県庁サイト「県史あれこれ」)
URLリンク(www.bunka.pref.mie.lg.jp)
なぜそう思うかというと、律令官制では主水司や内膳司に采女が配されているから。
采女は、隋・唐を真似た律令制度で初めて取り入れたものなんかでは決してあるまい。
律令以前からあったわが国古来の天皇家(大王家)~地方豪族間の風習が元になっており、
それを令制の中で制度化けしていったものと思われる。
とりわけ主水司(もいとりのつかさ、もんどのつかさ)の職務は浄水の管理ということで
近年の考古学の成果である「水のまつり」(聖泉・井戸、湧水、導水施設、導水埴輪など)との関連が気になる。
「はそう」を捧げ持つ巫女埴輪の存在もまた然り。
■郷ヶ平古墳出土人物埴輪 (文化遺産オンライン)
URLリンク(bunka.nii.ac.jp)