09/10/09 00:33:38
>王となりしより以来、見るある者少なく、婢千人を以て自ら侍せしむ。ただ男子一人あり、飲食を給し、
辞を伝え居処に出入す。
一般人が見ることができない王というのは世界的に類例が見られるが、このあたりは、森浩一氏が面
白いことを書いている。ラグビーのウオー・クライで有名なマオリ族の王には、自分で飲食をせず両手を
後ろに回して、かしずく女性に食事を食べさせてもらうという風習(王が食物に触れると神聖さを失う)と
を紹介していて、「飲食を給し」の部分がそれにあたるというもの。まあ、この当否はわからないが、卑弥
呼が、弥生時代によく見られる大量の貝の腕輪などをしていたとしたら、自分で日常の用はできなかった
可能性はあるかもしれない。