08/12/31 09:32:22
もし倭姫に有力な後見者がいれば、天武にとって生かしておけない存在になった
だっただろうけれど、立后する前から倭姫は弧女に等しい存在だったから、
戦犯として殺す価値がないと解釈されたのかな?と思った。
それと、皇后を殺すことは当時前代未聞の話だから、バランス感覚に優れた天武が
断行するとは思えない。これが天智ならやりかねないけれども。
また、生き残った近江方の大臣達への処罰の際、倭姫が連座した形跡が無いということは、
歴史書からその後の人生を抹殺されたことを持って、倭姫への処罰が終了したのかも?と思う。
個人的には、大津皇子が「天智の元で養育された時期がある」という記録から、
一時、大津と大伯が何らかの形で倭姫と接触があったかも?という説に惹かれる。
倭姫の挽歌と大伯の挽歌が似ていて、大伯は倭姫の影響を受けている?という説を
読んだからだけど、それがもし事実なら、
一時でも大津姉弟の養育に携わった倭姫を天武は殺せないだろうな、と思う。