謎の女王卑弥呼は誰か?邪馬台国問題に終止符!22at HISTORY
謎の女王卑弥呼は誰か?邪馬台国問題に終止符!22 - 暇つぶし2ch31:どくだみ
08/08/10 13:11:38
>>27
大武芸の国書は、日本と渤海の祖先に関して何も言及していないのは、先に書いたとおりです。
何も書いていないので、日本と扶余や高句麗との民族関係は、大武芸の国書では否定も肯定もできません。
ただ、あれを根拠にして同族論を展開するのは間違いだというだけです。

さて、ご指摘の部分ですが、「仍ち高麗の舊記を尋ぬるに、國平らぐの日、上表文に云う」として引用されています。
朝鮮や日本の歴史は全然知らないのですが、「高麗の舊記」とあるので、渤海国の大武芸の国書ではないように思われます。
あるいは、当時、渤海国のことを高麗と呼ぶこともあったんでしょうか。
詳しく読んでいないので、所々読めないのですが、
この天皇の璽書は、渤海王の国書に「臣某」と書いていなかったことを非難して、
先朝はちゃんと礼節を弁えていたじゃないかというような内容だと思います。(間違ってたらスミマセン)
ですので、「高麗の舊記」とは
「故先朝善其貞節。待以殊恩。榮命之隆。日新無絶。」の部分に「先朝」として言及されている高麗王朝に関する記録で、
渤海国のことではないだろうと思うんですが、どうでしょうか。
これを渤海国のことと考えるなら、「先朝」を祖父の世代の朝廷という意味に解釈しなければなりませんが、
「先朝」にそういう意味があるかどうか、調べていないので解りません。

閑話休題。大武芸の国書ではないとしても、確かに「族は惟れ兄弟。義は則ち君臣。」と書かれています。
だから、当時「両族は兄弟だ」と観念されていたのでしょう。これは文献から読み取れる事実です。
ただし、二点、注意が必要だと思います。
まず、「義は則ち君臣」とは「日本の天皇が君、高麗の王が臣下」といっているわけです。
これを額面通りに受け取らないとすれば、「族は惟れ兄弟」の方も、額面どおりに受け取って良いのかという疑問が起こります。
それから、「兄弟」という言葉を、現代の我々が考えるような同じ祖先から別れた民族と解釈して良いのかという点です。
朝鮮史や日本史、民族系統に知識がないもので、私には何とも断言できませんが、
慎重に判断されることをお勧めします。


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