07/07/28 16:20:22
【社会】 事故に見せかけ、26歳息子殺害→保険金1億円以上を受領の父ら、逮捕…長崎
・自分の三男を交通事故死に見せかけ、保険金目的で殺害したとして、長崎県警捜査
1課は25日、同県大村市東大村2丁目、父親の無職佐々木繁一容疑者(75)ら3人を
殺人の疑いで逮捕した。佐々木容疑者は事故後、三男にかけられた保険金1億円以上を
受け取ったという。
他に逮捕されたのは、佐々木容疑者の知人で大村市池田1丁目、学生寮従業員内田勝子
容疑者(62)と、同容疑者の内縁の夫で同所、青果商大平弘海容疑者(73)。県警は、
3容疑者のうち「1人は容疑を認め、2人は否認している」としている。
調べでは、佐々木容疑者らは、同容疑者の三男で元朝日新聞販売所従業員の政治さん
(当時26)にかけられた生命保険を取得するため、03年7月1日午後10時すぎ、大村市
東大村1丁目の山林内の道路の側溝(幅35センチ、深さ30センチ)で政治さんを水死させ、
殺害した疑い。
佐々木容疑者が「政治さんが倒れている」と同日深夜に119番通報。県警は当初、単独
死亡事故とみて司法解剖はしていなかった。
その後、佐々木容疑者が事件前に、大平容疑者を通じて、政治さん殺害の引き受け手を
探していたとの情報を県警が入手。04年11月から本格的な再捜査を始めたところ、
佐々木容疑者が政治さんにかけられた保険金を受け取っていたことが判明した。
政治さんはこの2カ月前にもバイクでガードレールに衝突する単独交通事故を起こし、
病院で治療を受けたが、警察への届けはなかった。政治さんは当時、同市内の朝日新聞
販売所のアルバイトをしていた佐々木容疑者のつてで、販売所従業員としてアパートに
住んで働いていたが、事故直後に辞め、佐々木容疑者と同居を始めていた。