07/04/04 06:20:15
>>4拍の由来や意味はともかく、全然系統が違うっぽい出雲大社と
ここだけって言うのが問題ですよね。
道鏡を利用して、ヒメ大神を主神とする宇佐氏が中心に返り咲こうと
して、敗北しますよね。それでもヒメ大神が主神の位置から転落する
ことはなく、宇佐氏も神官の地位を残されます。
しかし、八幡神奉ずる秦氏に敗北したのは事実で、その時に四拍と
された可能性もあります。
畿内天皇家が、神仏混淆の八幡神を奉じた時点で、主神のヒメ大神
を霊的に封じる必要があったのは確かでしょう。当然出雲大社の大国
主神と同じ扱いとなりますよね。四拍という形式自体が、天神への国譲
り時点なのかずっと後世の事なのかは不明ですが。
道鏡は志紀出身ですから、物部の本貫ですよね。実際弓削氏は物部の
一族で、主神はニギハヤヒです。九州とも関係深い物部の生き残りが、
九州勢力の残党と復活を企図する、構図としては面白いと思います。
男女の下世話な話に歪曲されていますが、荘園を禁じて墾田永代私有
法により公地の私物化を推進した藤原氏を押さえ、国家財政の建て直し
を図った二人なのに、明治以後大悪人と堕落した女帝とされました。馬
鹿な話だし、ここにも歴史の捏造を見ることも出来ます。どうも藤原氏は
そういうのがお得意なようで。孝謙天皇が、大仏開眼という大イベントを
きっかけにその霊的根拠である宇佐と結ぶことも必然性は高いでしょう。
現在の志紀県主神社は、今は寂れた所ですが、河内国総社です。当然
物部と関係ない主神で、志紀が国府にされたことからも、物部氏の影響
力を一掃しようとした事情が伺えます。旧物部系は相当鬱積していた事
でしょう。