08/11/16 14:35:35
坂本竜馬が必死で武力倒幕を避けようとした理由は分かる。
日本はとても小さい。あの当時、本当は国内で殺しあう余裕はなかったのだ。
恐れていた事が起こった。
まあ、藩閥エコヒイキ、会津の恨みつらみはあったけど、結果として植民地化はされなくて良かった。
武力倒幕は一刻も早く終了させねばならなかった。
薩長は無茶な要求はせず、長岡・会津はさっさとすぐに降伏し、
藩閥によらず公平に人事を行なう必要があった。
世界情勢が分かっていれば、下らん藩閥にこだわる暇がないのは自明だったのだ。
明治10年の段階でまだ世界が見えてなかった者もいる。
キリスト教の宣教師の背後にいる欧米財界の世界征服の欲望の凄まじさ知らず、
己のプライド・利権にこだわり、国内の抗争に明け暮れる幕末・明治初期の日本人。
結果的に坂本竜馬が考えるベストにはならなかったが、ベターな状態にはなったので良かった。
武力倒幕に反対する土佐藩は野党の立場になってしまったが、
戊辰戦争も不平士族の乱もなんとか短期間で乗り切って、
統一国家でまとまって良かった。
天皇なんて今は有難いとは思わないかも知れないが、
あの当時は国民をまとめるシンボルとしてはベターな存在だったと思う。