07/03/24 08:14:44
下関 綾羅木 中山神社 山口県下関市にある中山神社。
この神社には明治天皇の叔父にあたる中山忠光(なかやま・ただみつ)がまつられています。
明治天皇生母・中山慶子の弟に当たられ、幕末に奈良で天誅組の乱の首謀者となった人物です。
天誅組の乱で幕府に追われた中山忠光は、長州藩を頼って下関(当時の馬関・長府毛利藩)に来ます。
長州征伐前後の混乱期にあった長州藩は、危険人物となった中山卿を暗殺したといわれています。
享年20歳。まもなく一子が生まれようとしていました。
長州藩と分家である長府毛利家は、そのことを隠蔽しようと実行犯らを彦島(かつて平家の拠点だった)
に送り、口を封じたともいいます(中略)
明治になり、長州藩の分藩である長府毛利家が子爵となり、関係者が、
「子爵ではなく、ひとつ上の伯爵に・・・」といいだすと、
明治天皇は、
「長府(下関)は、中山(忠光)を殺したからのう」とおしゃって、沙汰やみとなったといいます。
明治帝には、幼い頃に京都の中山邸で一緒に遊んでくれた叔父・忠光の思い出があったようです。
明治天皇の勅旨によって建立された中山神社。
この地に明治維新の理想に燃えた若者がねむっています。
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