07/01/06 19:22:44
江戸時代には士農工商という語句が定着していたらしいが、ニュアンスとしては「世間の様々な職業」を表す表現に過ぎなかったようだ。
あたかもインドのカースト制(ヴァルナ・ジャーティ制)じみた身分構造を表す表現に変質したのは明治政府のスローガンである「四民平等」から連想された反作用と思われる。
江戸時代には商人を農民よりも上座に配した実例などが数多確認されていて、
農工商については平民として一つに括る身分観念の方が現実に則していたらしい。
士>農>工>商
ではなく
士>農≒工≒商
という事だ。