09/07/25 18:26:23
>>664
遅れましたが・・
タチバナの伝習録は、訳文、読み下し文、白文と揃っています。
自分にはこれらが揃っているのがありがたいです。
訳文のみだと訳者に依存してしまうし、素読ができないので。書き下し文だけだと
意味が分からない・・。
また、サイズは文庫文より大きいですが持ち運びには苦労しないサイズ。通勤時にはバッグに入れています。
訳文の出来が個人的には?な気もしますが、平たく表現しようとした結果ではないかと。
解説も自分には最初は分からなかったし、また今でも分からない部分があります。
これは訳者というよりも自分が初学者だからということもあるので評価とは言えないかもしれない。
伝習録自体が朱子学や当時の用語を多く用いて、良知を繰り返し解説する、というスタイルの文章が多いので
当時の用語に精通していない人は、自分も含めてとっつきにくいかも、と思いました。
あとは、上でも書きましたが、これは伝習録の精髄は下巻にある、ということで
下巻のみをあつかっているので、上中巻は対象外です。
また詩(陽明の詩はさっぱりとさらりとすることを詠むので日本人は好きになるはず)が載っていないのが
ちょっと残念です。欲張り?
以上、初心者の自分が思うがままに書いてみました。
お粗末さまでした。