坂東武者は本当に残忍だった?at HISTORY
坂東武者は本当に残忍だった? - 暇つぶし2ch811:白馬青牛 ◆B3h9hvY9bA
08/11/26 00:10:50
>>809
阿南氏は九州人ですが、第二次長沙作戦の惨敗を阿南氏個人の責任
だけでのうて、名古屋第三師団と熊本第六師団が並列され、先陣
争いとなり、お互いにエースを自負する両師団の競争意識も
暴走し優勢な敵の反撃で惨敗した原因の一つでしょう。 
名将今村均将軍の南寧戦も、敵側の大軍が進出するんは補給上
不可能と判断され戦略的には失敗でした。 
元陸軍大尉越智春海氏は『華南戦記』で[読者は、この今村の
思考様式にこそ、日本的なーあまりに日本人的なー精神構造の典型が
あることに、お気づきでしょうか。 
大雑把にいえば御都合主義なのだ。私の知る限り、日本軍は終始一貫
「補給なき戦い」ばかり狂演していたのではないか。それなのに、
敵の軍事行動の可否を判定するときだけ、なぜ「補給」を第一条件に
したのか・・・。 
つまりは「夜郎自大症」及び、その裏面の「敵情軽視」の精神構造
から「日本軍には不可能ということはない」と思い込んでいる反面
「敵軍には、これは不可能だ」と、ろくに検討もせずして、いち早く
判断してしまうクセが、ある(現在形!)のだ。
蒋介石の反撃気配がヒシヒシと感得される状況だったのに、今村も、
二人の大佐も、全く敵を見くびっていたわけである。
「これは実に大きな過失だった」と、今村が反省せざる得なかった
大激戦の幕は、かくて切って落とされるのだ。]
越智氏が云われるよう、希望的観測で判断する日本人の特に上層部の
特性で、リアリティに欠けるんは、阿南氏だけの個人的な特性では
ないでしょう。現在も>>807氏やネット右翼諸氏が如く他民族を
軽視する反面、自民族美辞麗句で、外国人が日本人の自民族自慰を
どう思うかと考えると、同じ日本人として、わしなんか赤面します。


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