05/08/19 20:48:15
近衛文麿 述懐
「自分が総理大臣として陛下に、今日、開戦の不利なることを申し上げると、それに賛成されていたのに、
明日御前に出ると『昨日あんなにおまえは言っていたが、それ程心配することはないよ』と仰せられて、
少し戦争の方へ寄って行かれる。又次回はもっと戦争論の方へ寄っておられる。
・・・従って統帥について何ら権限のない総理大臣として、唯一の頼みの綱の陛下がこれではとても頑張りようがない。
・・・こういう状態では自分も手の施しようもなかったのだ」
(富田健治『敗戦日本の内側』)