04/09/17 22:34:56
さて、江戸時代のある時期の日本人の体格は、縄文時代よりも
劣っていたくらいで、日本人史上最低だったとも言われる。
縄文時代は米を作っていなかったから、肉、木の実、草、虫(笑)
などをバランスよく食べていた。
江戸時代は、新田開発などにより、武士(下級武士を除く)、
町人(貧民を除く)が、米を常食できるようになった(江戸後期
には富裕な農民も常食)。
というより、米に執着しすぎで、栄養が偏っていたのである。
1960年代の高度経済成長期を経て、日本人の食生活は洋風化した。
それに伴い、日本人の体格も飛躍的に向上した。60年生まれの
集団と70年生まれの集団を比べると、別の種族のように見える。
高度経済成長期以前の伝統的な食生活は、日本人に貧弱な体格しか
約束しなかった。栄養が偏っているため、病気に対する抵抗力も弱く、
平均寿命は短かった。
もっとも、洋風化したらばしたで、今度は成人病が増えたのでも
あるが。日本人は、今なお乳製品の消費量が少なく、カルシウム
不足であり、まだ体位向上の余地があると言われている。