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日本の外国人社会ではよく知られていることだが、白色人種で仕事の資格を持っていないものでも
手に入れることのできる仕事が二種類ある。一つは英語教師であり、もう一つは広告のモデルである。
第三の可能性は、女性で、それをする勇気があれば、ストリッパーになることである。
この三つの仕事に共通していえることは、日本では白い皮膚がそれだけで金を儲ける
ことができるという事実である。ストリップ小屋の持主は、たとえダンスは踊れなくとも
「外人ストリッパー」を見るためには客は多額の金を払うことを知っている。デパートの
支配人は、女性の洋服を売るには、ナチスが描いた天国の夢の如き、ブロンドで青い目を
したマネキンを使わなければならないと思っている。TV広告社は、白色人種が商品を使って
いるのを見せるコマーシャルを作ることで売上げを増すことができると知っている。
ダグラス・ラミス『イデオロギーとしての英会話』晶文社、1976