09/12/03 01:23:43
>>650
それは君が日本語の「彼らの側に立つ」、英語 it stands by their side みたいな言い回しに習熟
してるからそう思えるだけであって、こういう決まった言い回しではドイツ語では
いわゆる「関与の与格」を使う方が普通。
特に人の体の一部に何かの行為が及ぶという場合、その人を与格に据え、身体
部分は定冠詞を付けるという構文が非常に多い。
ドイツ語ではまずかかる行為が及ぶ対象者を与格で言い、次にその人のどこに
どういう風にその行為が成されるか、具体的に表現すると考える方がいい。
二番目の文なら「私は君に対して、その体の回りに縄を結びつけるぞ」みたいな発想で
ドイツ語にすればよし。
因みにそれを ich werde einen Strick umdeinen Leib binden と言ったとしても、
ドイツ人は理解してくれるが、豊富な語彙を駆使してどんなに達者なドイツ語を書こうと
こういうところでネイティブか外国人かすぐ見分けられる。
日本人がいきなり「象の鼻は長い」という文を聞かされて、直感的にそれは日本人
じゃないと見分けるのと似たようなこと。