08/12/11 19:07:35
『ラテン広文典』は、入門用に使うのには、
ちょっと細かすぎるようにも思います。
最後までやりとおせるだけの忍耐力があれば
問題はないとはいえ、情報量が多いのでラテン文法の
全体像を俯瞰しようとすると、大変かもしれません。
身近に先生がいて、「ここは無理して覚えなくてもいい」と
取捨選択してくれるのならいいのですが。
自分はずいぶん昔に初級文法を勉強したのですが、
この本を読んだのは復刊してからでした。
(有田本と『lingva latina ラテン語入門 by松本悦治』(一番薄い!)で入門、
その後、悪名高い『詳解ラテン文法』でちょっと詳しく勉強しました。この組み合わせだと
格の並べ方は統一が取れています)
有田本は入門用としては非常によくできていると思います。
ここに書いてあることをまず、きっちりおさえて(特に名詞、諸代名詞、
形容詞の変化は完璧にする)、物足りないところを広文典で調べるという感じで
いいのではないでしょうか。
まぁ、自分はこの4種類の教科書しか知らないので、
いまならもっといいやり方があるかもしれませんが・・・。