07/12/18 20:58:02
vier「フィーア」、vierzehn「フィルツェーン」も、vierのieは[i:]と長音なのでア[r]になり、vierzehn「フィルツェーン」のieは[i]と短音なのでル[r]になる。
werdenのeは長音[e:]なので、ヴェーアデン。werfenのeは短音[3を左右逆にしたe]なので、ヴェルデン。
■母音/r/母音の場合
eの発音が長音[e:]でもrの後に母音がくると、①のようにrはア[r]にならずrの後の母音に支配される。
Serie[se:ri ] ゼーアイエではなくゼーリエ。
>>706のrの後の子音が有声音だとrは母音「ア」に近づき、無声音は子音寄りの音になるというのは、上記①-⑤にあるように誤り。端的に①、②をみれば、rの変化はrの後ろに来る有声音・無声音の子音ではなく、rの前にある母音の長短だとがわかる。
母音/r/子音の場合で、発音[e,逆eなど]をみてきたが、rの前にくる他の母音でも基本はrの前にある母音の長短の違いで、長音の後のrはア[r]、短音の後のrはル[r]になる。rの後の有声音・無声音の子音とは関係ない。>vier「フィーア」、vierzehn「フィルツェーン」など。
但し---ar---などは、aが長母音[a:]でも、他の長母音のようにrはア[r]とならずル[r]になる。[a:]アーと発音した後に、またア[r]と発音すると重なるからだろう。klar,art,[a:,普通のr]など。
上記は、1831p「新アポロン独和辞典第五版」、9p「基礎ドイツ語文法ハンドブック」-■ネットの「googleブック検索」で「rの母音化」で検索すれば9pが出る-などにもある。
辞書には、アと読むrの発音記号は[rの斜体]または[aの上下を逆にしたa]と書かれ、ルと読むrの発音記号は[普通にr]等と書かれている。つまり、rのカタカナ発音[ア、ル]は、rの発音記号の違い[斜体のr:→ア、普通のr:→ル]に対応したもの。もちろん発音記号が先。
r[rの斜体]は、「rの母音化」といわれる。「rの母音化 ドイツ語」で検索。
A1-長音を発音してア[斜体のr]、A2-長音を発音してル[普通のr]、
B1-短音を発音してル[普通のr]、B2-短音を発音してア[斜体のr]
を、それぞれ発音してみれば、一音節として発音しやすい/発音出来るのは、A1とB1だとわかる。>上記の①[A1]、②[B1]を参照