09/01/02 20:35:15 SXs2Dwkj
元来、三重県は丸餅の文化でした。ついた餅をちぎって丸める丸餅は、昔ながらの餅の形です。
一方、角餅は、伸ばした餅を切り分ける生産性の高い都会的で合理的な餅でした。
また醤油も味噌に比べて歴史の新しい食物です。東から伝わってきたこの武家風の新しい食文化は、
伊吹山系と鈴鹿山系に阻まれて南下し、県内北勢地方に伝わりました。
農耕主体の生活をしていた中勢地方では、昭和初期まで味噌仕立のものが中心でしたが、
時代と共に澄まし汁に角餅の尾張雑煮の家が増加していきました。