05/01/07 00:39:32
>>257
カタカナは先にあったと思う。これは、実際には、日本列島と
朝鮮半島でほぼ同時期に存在していたみたいだ。アとかイとかは
全く同じ形しているしね。ってことで、7世紀ごろには多少
始まっていたんじゃないかと思う。でも、朝鮮半島では、音節
構造が複雑なので、単純な助詞程度にこういう音節文字が使える
ことはあっても、すべてこれで書くことはできない。そこで、
吏読という、日本でいえば、漢文訓読で、助詞のテニオハを書く
ようなものが始まったけど、あまりにも難しいので、結局固有
文字は、ハングルができるまで普及しなかった。
日本では、さしあたり、百か二百(変体仮名もふくめて)の開
音節文字をつくれば、一応なんでも表現できたので、カタカナが
ある程度普及した。主に、漢文のテニオハを書くためで、のちに
漢文訓読体が始まると、日本語の語順で助詞、活用などをカタカナ
で書くようになったわけだが。
おもしろいのは、ひらがなだよね。女流文学からってことになって
いるけれど、この手の漢字の草書をさらに単純にして文字を作った例
は、ほとんどないように思う。
当時の人じゃないけど。