08/11/29 09:03:37 0
>>776
ありがとうございます。
ではここで質問させて下さい。
「よき人の、のどやかに住みなしたる所は、・・・」(徒然草-10)
に見られる補助動詞「なす」についての質問です。
学校では、動作を意識的にする意味を加えると習いました。
「(動詞の連用形に付き、その上にある状態を表す語句を受けて)
その状態に・・・する。ことさら・・・する。」
(「全訳古語例解辞典」第三版、小学館)
のように従来は定義が1つだったようですが、
新しく出た「旺文社古語辞典」(第十版、旺文社)では、
次の2つの定義に細分化されています。
「(動詞の連用形に付いて)(ア)ことさら・・・する。
特に・・・する。/(イ)・・・のようにする。
いかにも・・・であるように・・・する。」
(ア)の定義は「全訳古語例解」と同じですが、
(イ)の定義はこの日本語を読んだだけでは、
何を意味しているのか分からないので困ります。
古文・漢文カテでは、
>簡単に言えば意図的ということです
>全くの偶然にそうなったとか不可抗力でそうなったというのでなく
>ちゃんとその価値が分かっていてあえてそうしている感じ
と教わりましたが、これは(ア)の定義のような気がします。
しかも最初の徒然草の文章は、
(ア)ではなく(イ)の定義の後の例文にあがっています。
定義を読んだだけでは、(ア)と(イ)の区別がよく分からなくて困ります。
分かる方がいらっしゃったら、(ア)と(イ)の違いを分かりやすく教えて下さい。
よろしくお願いします。(長文失礼)