08/10/07 22:56:48 0
>>347
結論から言えば、書手の趣向じゃないでしょうか?
その場に、ふさわしいと思える方で書き分ければ良いのでは?
ただ、漢字を使う場合、たとえ名詞でも「組替え(組換え)」と送りがなを付けてほしいと思います。
というのは、
「組替(組換)」は、漢語の熟語(熟字)には有りません。漢語を日本語読みした言葉ではありません。
即ち、古くから決まった用字は無い、ということ。
辞書に両方の表記が並記されている、のなら、
それは、戦前までの文筆家が表記したのが先例となって、或る程度一般に使われた用例が二様有る、
という意味でしょう。
しかも、この種の和語(漢語ではない日本語の言葉)は、当てる漢字の書き分けに、厳密な理由など存しない、のが普通。
なのに、学習辞典などでは、尤もらしい書き分けの解説を載せているのは、その項目を執筆した人の主観。
ハッキリ言って、「多分、こうではないだろうか」という机上の想像に基づく「こじつけ」です。
それが又、他の辞書作成時に無批判に引き移されるのですから、罪です。
良心的な国語辞典なら、そんな書き分けの説明などせずに、表記だけを並べるものです。
現に、「かえる」に当てる漢字は、ほかに「代・易・更」などがあります。
古い本には「取り易え・や(遣)り易え」なんてのが、よく出てきます。「変」だって立派な候補だと思います。
どれが適当なんて、一概に言えないと思います。
先人が、特に文芸上、その場に最もふさわしいイメージと思える漢字を当てて来たのが、今の先例になっているだけ。
ですから、「組みかえ」でも、充分だと思います。(「組かえ」じゃなく、「組みかえ」が読みやすい)
「予算の組みかえ」「クラス分けの組みかえ」などという表記も、よく目にします。
特に、本件は、「くみ+かえ(る)」の複合語で、「くみ」は強調的修辞の接頭語で、
「打ち上げ(る)」「立ち上げ(る)」と同種の言葉でしょう。「打ちあげ」「立ちあげ」の表記が有るのと同じです。
出だしの強調的修辞語「くみ」の部分だけ、「組み」と漢字を使えば読みやすい表記法だと思います。