06/07/19 17:23:56
ロシア文字の「Ш」はヘブライ文字の「ש」が起源っぽい感じがするけど、
キリル文字の元祖であるグラゴール文字でもまんま「Ш」の形で、実際には
9世紀のギリシア文字草書体のΣが起源であり、[š]の音をσσと二重書きした
のが起源らしい。(キリル文字の草書体だとccに似ているのはその名残り)
「Ю」もギリシア文字のΥ+Οの合字。これ単体で「ウー」とか「ユー」とか
発音したもの。(詳細はギリシア語に明るい人に聞くべし)
「Ж」もギリシア文字草書体のτ+σの合字が起源で、σを上に置きτを下に
配置して書いたもの。(キリル文字の草書体だとそれぞれτがm、σがcっぽく
なるのもギリシア文字草書体の名残り)
グラゴール文字の時代から現在まで[ž]の音価だそうだ。