07/01/24 01:33:02
>>916
いや、基本的には同じことを書いただけなんだけど。
すわりが悪いというのは、ラテン語という特定の言語における
慣用的な語調の問題として、後ろの方が多くの場合自然だということだけ。
形容詞が名詞的とは言っても、格を担うのはあくまで名詞で、
それに形容詞が同じ格で従属を示すわけだから(これは性や数を考えれば当然)
名詞と形容詞の関係は対等では無い。
>>917
その古典文法の有名な形は、形容詞が後置されているというより、
オーストロネシア諸語にあるリンカーと同じものと考えたほうがいいと思う。
例えばタガログ語のng。「の」が名詞と形容詞を単に繋いでいる(リンカー)わけで
前置か後置かというユーラシアの言語の常識で捉えると本質を見失う気がする。
現代語では失われてしまっているので、翻訳は不可能で、
「りんごの赤いの」では訳せていないよ。
それに、日本語においても、形容詞の場合、存在動詞が
早い時期にビルトインされてしまっているというだけで
形容詞の性質が全く異なるというわけでもない。
これは、カリ活用や形容動詞を見れば一目瞭然。