07/01/24 01:13:59
日本語の形容詞は用言、つまり、動詞の仲間なので、名詞と同じ扱いにはできない。
しかも、関係詞入りの活用形まである。ここが文法的制約が全く違う。
と、もう一つ。
日本語でも形容詞は後置することあるんだよな。
枕草子なんかによく出でくる
「冬はつとめて雪の降りたるはいふべきにもあらず霜のいと白きも」
「火桶の火も白き灰がちになりてわろし」
「白き」が、前者は霜に、後者は灰に、かかって形容している。
今でも、関西弁ではよく言う、
[名詞]の [形容詞/動詞 連体形]の <格助詞>
という形。文法的制約によって面倒な方式になっている。
意味に違いが無いかといわわれば、無いことはない。
たとえば、
「赤い 林檎(を) 買うてきて(ちょうだい)」
「林檎の 赤いんを 買うてきて(ちょうだい)」
前者は林檎は赤いのがあたりまえだということが念頭に有り、
後者では、赤い林檎と赤くない林檎がある、もしくは、言葉でいえばみな
赤い林檎のなかでもより一層赤い程度の強いものを選んで、という意味が
入る。