07/01/24 01:00:23
>>913
印欧語において形容詞は体言で、ラテン語も同じ。
同格併置だから、前置・後置はそもそも問題ではないよ。
近くに置く、一番密接な繋がりのあるものが隣に置かれる、という規則だけ。
AがBを修飾し、BがCを修飾し、DもまたCを修飾し、EはDを修飾し、FはEを修飾する
というような関係の場合には、
A → B → C ← D ← E ← F
こういう構造になる。
形容詞と名詞なら =の関係なので格は同じ、名詞→名詞なら、修飾辞は属格、な。
構文が複雑になって、文の本来の成分(上のものでは、Cのところ)が判りにくくなる
ことが多くなると、とりあえず最初に、今から出るものを予告する役割を持つ、冠詞
というものを用いるようになるわけだな。冠詞は後述になる文の本来の成分のために
あるのではなくて、関係を示すためにあるんだよ。