06/10/05 23:27:54
>>693
まず「強い言語」と「弱い言語」について定義したい。
ある言語を使用する社会Aが他の言語を使用する社会Bよりも権力を持っている場合Aの言語はBの言語より強いという。
この逆を弱い言語という。権力とは具体的には経済的、政治的、学術的、文化的の四つに分けられる
経済的に強い:経済大国であるA国と貿易するために他の国の人がA語を学んで商業的に有利になろうとする状態
政治的に強い:A国の言語が国家間の組織の公用語になっている状態
学術的に強い:A国で学術の水準が高く、A語の論文が多く出回って最新の研究を知るためにはA語を学ぶ必要がある状態
文化的に強い:A国の音楽なり文学なりマンガなりが人気でそのアクセスにはA語を覚えなくてはならない状態
でだ、>生の外国語語彙がそのまま入ってくるのはしょうがないことだ
とは(学術的に)強い言語の語彙が弱い言語に(翻訳なしで)入り込むのは必然である、と解釈できるが
極端に言えば「科学関係の語彙は大半を英語にすべし」「理系の大学では英語で講義すべし」といった思想に賛同するということか?
明治時代にもあった英語(フランス語)公用語化論の再来だな。