06/09/26 00:14:51
>>520
たしかに、英語なりヨーロッパ語のどれか(とくにゲルマン系かロマンス系)
なりを知っているやつには、基本文法は即座におぼえられる。
ところが、言語ってのは、文法と語彙でできているわけではなく、ちょっと
複雑なことになると、その際の表現法ってのが一番やっかいだ。
ザメンホフは「表現は簡単に明確に」、とかいったが、結局は、そういう
簡単に明確な表現ってのは、言語の文法に依存し、さらに語彙に依存する。
そのコンセンサスがない状態でエスペラントを始めてしまうと、結局は、
書いてあることがわからん、ということになるし、書けないということに
もなるんだわな、これが。
で、孤立語の話だが、語順なんてのも、いろいろな言語のそれぞれでだい
たいきまっていて、SVOもあれば、OSVもあれば、SOVもある。VOS とかは
ちょっと希だと思うが。それぞれの言語の話者によって語順の概念が違う。
だから、実際には、語順固定をしたほうが、国際語としては通じやすい。
ヨーロッパで通用している下手な英語ってのがあれば、それはほとんど
孤立語だ。
それともう一つ。英語の he thous me. とか、you you me. のような文
があることを忘れないように。あるいは、the between なんていう語彙も
ある。本来、品詞っていうのは、それほど固定的なもんじゃない。
名詞はいくらでも形容詞的になるし、そのときの関係は所有的だったり、
関係的であったり、形容だったり、いろいろ。
そこで、実際には、トクピシンにおける「動詞を導く i 」とか、そういう
小さなパーティクルをいれたほうがわかりやすい。
Mifela i go. 私たちはいく!
活用がなくても、こういうパーティクルが語彙を繋ぐというのが案外
わかりやすいのだよ。