06/09/17 09:59:58
>>357
文法でもなんでもなくて、慣用、決まり文句的表現のようなものか。
問「犬、好き?」
答「かなり」 → 肯定
答「全然」 → 否定
問「犬、大丈夫」
「かなり」 → 肯定
「全然」 → 肯定
日本語だとこんなふうに副詞で同じ語での返答の肯定否定が逆転するじゃん。
英語だと、
医者 How are you?
患者 Fine, thank you.
と、具合悪くて病院までやってきて医者に具合を訊かれて、「上機嫌だよありがとう」
と反射的に言っちゃう患者がよくあるそうな。
言葉は人の活動を伴うから、慣用表現が発生し定着するわな。大勢の人が長い時間かけて
動きを伴って沢山の言葉を動きを交わせば、自然に蓄積する。
エスペラントは慣用句を排除し、実際に単語や文法をはなれた慣用表現は無いといっている
けれど、それは、人工言語だから無いわけではなくて、まだ一次話者の居ない小さなコミュニティーだけ
のもので、多くの人が多くの時間実際の動きを伴って交わす場面を経ていないからだ。
もし、まかりまちがって、エスペラントを使って動きを伴った会話をする場面が増えるようなことがあれば、
自然と、不合理な表現が蓄積してゆくよ。
だから、表面だけみて効率の良し悪しとか合理性とかみるのはあまり賢いことではない。