06/09/03 00:49:07
>>188
そうだな。最近英語の本をやたらと読むようにしているけれど、イギリス人の
書いた本は、非常に難しい。文章の構造が複雑だし、おもいもかけないような
複雑な構文が使われていたりする。それにくらべてアメリカ人の書いた本は、
語彙が多少かたよっていても、文章は単純で明快。
あきらかに、英語ネイティブでない人々は、読んでもよくわからないイギリス
英語よりは、すぐにわかるアメリカ英語的な方向を目指すだろう。
さらに、英語の国ではないものの、高等教育で英語が使われているフィリピン
やインドネシアなどの地域では、独自のクレオール的な表現が文章語の中にも
現れやすいという。
今後、国際的な英語はどんどん単純で明快で、誤解されにくい英語をめざす
だろうし、その結果として、部分的には、現在スタンダードとされる
英語の文法がもうすこし単純化される可能性も高いと思う。
で、その意味では、その単純化された英語の一つの歴史的な例として、
ジャマイカクレオールとかベイジュンとかを考えるといいと思う。
トクピシンはあまりにも独自であり、トクピシンと英語との中間的な言語
などは考えられないが、ジャマイカクレオールやベイジュンなら、より
標準英語とこれらの間の中間変種がいくらでも考えられる。
今後の未来の英語の姿の一つの極端な例として、クレオール英語をみて
おくのもよいのでは、と思うわけだ。