08/08/12 10:29:41 0
みんなホント、言語学板に来てまで、高低アクセントのことを「イントネーション」というのはやめてくれ。
イントネーションってのは疑問文の文末上げとかそういうやつだ。
高低変化がイントネーションで、強弱変化がアクセントっていう使い方は間違ってる。
アクセントは日本語の場合方言によって全然違うが、イントネーションはどこでも基本的に変わらない。
(北陸にちょっと揺れが激しい特殊なイントネーションがあるぐらい)
あと、無アクセントだからってすぐに「東北弁っぽい」とか言うのもやめてくれ。
関東の人には東北弁と言うとすぐに一番近い福島弁が思い浮かんで
「無アクセント→東北弁」「東北弁→無アクセント」という図式が成り立つのかもしれないけど、
山形県庄内地方、宮城県北部、岩手県、秋田県、青森県は無アクセントじゃない。
「東北」や「九州」とかでアクセントを一括りにすることは絶対できない。
第一、無アクセントというのは「アクセントという体系自体が存在しない」という特徴だから、
どんなアクセント体系からも生まれ得るし、「有アクセントの高低が一致していて似てる」というのとは
価値が全く違うのに、無アクセントというだけで「似てる」というのもおかしいと思う。
南東北~東関東の無アクセントと、静岡県大井川上流地域の無アクセントと、八丈島の無アクセントと、
福井市の無アクセントと、九州北西部~中央部~南東部の無アクセントとは、
互いに全く無関係にあとから発生したものであることは確実だし。
あえて「似てる」というならば、いずれも中央から地理的、言語的に遠かったために言語的規制が行き届かず、
似たような崩壊現象を起こしたという点であって、結局「辺境である」以上のものではない。