10/03/20 11:36:12
「考える会」はいろいろと美術館の役割とかにぶつぶつ言っているけど、彼らが
軽視しがちな一般観客の文化レベルこそが実はネ申ではないのか?
一般観客が美術館やアートイベントに足を運ぶのは、
1 本当に見たいものがある(定番の印象派のほか、最近は仏像関係がなぜか盛り上がっている)
2 珍しいから物見遊山(近年の現代アート系)
3 知り合いの作品が出品されているから義理で(公募展など)
であって、実際のところ、1の割合を多くしなければ話にならない。
フラムは2の方法で盛り上げようとしたが、今回、見事に失敗した。そもそも
2の方法を現代アートでやるのは、もはや時代遅れの観すらあり、フラムや
市長の責任は厳しく問われなければならないけど、ならば従前の市美術館が
どれだけ観客動員に力を発揮してきたかは、かなり疑問。美術館の
役割云々は、あくまでも一般観客を十分に呼び寄せることができた美術館が言うべき
ことであって、ろくに観客動員もできないような美術館が口に出すのは、
自分たちの仕事のできなさを責任転嫁するための方便としか見てくれないだろう。