絵画修復についてat GALLERY
絵画修復について - 暇つぶし2ch167:130
02/03/16 09:49
ええっと、ちょっと復習です。
日本産の上質の漆は「生正味」ですよね。木の幹を掻いて採ったヤツ。
枝から採る、粘度の高い漆が「瀬〆」なんだけど、今は中国産の漆を
瀬〆と言っていると聞きました。
で、私が教わった金継ぎの工程では、下塗りに「呂瀬漆」を使うんですけど、
これは瀬〆漆と呂色漆を1対1で合わせたものなんですよ。
ここで疑問がわくのが、なぜ瀬〆漆をここで使うのかということ。
下塗りだから瀬〆でいいのか、逆に国産の瀬〆を使うべきところを
中国産の漆を使うから、159さんの言うように乾きの遅さを補正するために
呂色を混ぜているのか(呂色漆は「中塗り」に使います)。
そうなってくると、全工程を瀬〆でやるのはいかがなものか、と
思ってしまったり。コクソが乾かなかったらアウトですしね。
159さん。ご存知ありません?

犬の牙は手に入りませんねぇ。メノウはハンズでゲットしましたが。
簡単なものなら、砥粉と食用油を混ぜて、自転車のタイヤチューブの
裏で磨いてますけど。

私の場合、教わった人が文化財の修理をしている人なんで、
伝統的な技法を教わった結果、材料費が高くついてます。
瀬〆や新うるしで安く出来るんなら、その方が助かりますしね。
前にも書いたとおり、今後の目標は「いかに手抜きをするか」です。
といっても、パテで固めた器に、食べ物をのせたくないですよね。
明日は集まって金継ぎをする日です。その後の飲み会の方が
目的化しているようなもんですが。


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