絵画修復についてat GALLERY
絵画修復について - 暇つぶし2ch50:27
02/01/31 15:03
>49さん
ふにふにさんが油に紙の組み合わせの話の始まりなので、
ふにふにさんにも聞きたいところだけど。(^^;

私の場合は下地のマチエールを生かした作品づくりが好きだから。
普段はキャンバスを自分で作っているのだけど、和紙に触れる機会があって、あの質感を
生かした作品作りが出来ないかな、と思ったのです。習作以外では写実的な作品は描かないので、
その分、保存を考慮しつつも材料の自由が効くのだと思います。好みと言えば好みだけれど、
何も考えていないわけではないつもり(^^)。

51:ふにふに
02/01/31 17:34
>27
紙の下地の感じがすごく好きなんです!
私は画用紙を張ってスタンプで油絵具を付けていくのですが、紙ならではの
油の光り具合などが好きです。
はっきりいって保存を考慮した事はないです。
バリバリ好みでつかっています!

52:わたしはダリ?名無しさん?
02/01/31 17:40
>51
お前なー阿呆だろう?
こんなやつがいるから現代美術が受け入れられないんだよ!
少ない脳みそでちっとは考えろ!ヴァッカ!

53:わたしはダリ?名無しさん?
02/01/31 19:56
>52
まぁいいんじゃない馬鹿なことをやれば宝くじ並みの確立でウケて飯が食えるか、まったく売れない自己満足か。結局自分に拠りけりですから。
でも自分の馬鹿さ加減をたなにあげて現代人は芸術を理解しないなどと購入資金(援助金)儲けはひとまかせで、上に立った風にご高説を述べるのはよしてほしいですな。

54:ド素人
02/01/31 23:41
久々に面白いスレで、楽しませていただいております。

私は絵を描いた事などありませんが、作品を一枚だけ持っていて
それは紙に描かれた油絵なので、このスレの行方が楽しいみです。

55:27
02/01/31 23:46
>51
外国の美術教育(小中学校)って、とても合理的な技法も教える一方、言い方が悪いかもしれないけど
楽しければいいじゃん、みたいなエネルギッシュで無茶苦茶な製作させるでしょう。
私はどっちも嫌いじゃないな。日本の襖絵みたいなのは、半ば消耗品だし。
でも、せっかくきれいなものを創って、人様がお金払って買ってくれるようになったのだから、
作風が変わらない範囲で、2~3年でダメになるような事が無いように工夫してもいいんじゃないかな、と。

56:ふにふに
02/02/01 00:10
>27
確かに27さんの言うとうりよね。だけど作品は生きているから(素材も画風も)
その先の事まで考えるのは難しそう。こうういうことで、表現の幅を制限されるのは
嫌だしなー。あとの事はすべてを修復家まかせっていうのも心配だし、そもそも
修復家の人って絵をかいた事あるのかな?

>52
53みたいに少しは勉強しろよ!ド阿呆!



57:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/01 00:25
1さんじゃないけど
>そもそも修復家の人って絵をかいた事あるのかな?

自分の出た学校ではそこそこ優秀な画才あるやつしか
修復に入れなかった記憶があります。人様の作品いじくるんだから
それなりに絵を極めてないと出来ないんでしょうね・・

58:フクチャン
02/02/02 00:09
27さん
紙に油で描く事を画家が望むのであれば、修復家はそれについてどうこう
言うべきではないと考えています。それによって画家の表現の幅を狭くする
可能性がありますし、素材の持つ可能性も奪ってしまうと思います。
(この間は軽率にやめた方がよいといってしまってすみません。)

ふにふにさん57さん
修復にたずさわる人は、絵を描く勉強もします。美大出身の人もいましたし、
まったく絵を描いた事がなかった人もいました。
絵を描くといっても、作品を創るというよりは、画家の技法や制作の手順を知るために
絵を描いて身につけると言うのが目的です。つまり絵を読み解く力を、たくさんの
角度(実際に絵を描いたり美術史的にも科学的にも)から考えることが重要だと思います。

42さん
ご指摘ありがとうございました。そういえば、ファンタネージの牧牛等も紙の支持体でしたね。
岡鹿之助の本ですが、彼の技法を知るうえでは結構重要な資料となると僕も思いますよ。





59:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/02 09:10
ここは油絵の修理が主なんですね?
絹本や紙本の東洋絵画は聞いても
だめでしょうね?

60:絵描き
02/02/02 14:01
フランスにある藤田の絵を修復したというTVを観たんだけど、地塗のことは
まあまあわかった。でも、あの黒い線は結局何を使って描いているの?
油性の下地に水性の墨なの?

61:絵描き
02/02/02 14:09
27さんに聞きたい!制作を行う上で、素材と表現の間(保存も含め)で矛盾を感じた事はありますか?

62:27
02/02/02 20:34
あ、なんか恐縮(^^;。フクチャンてば腰が低い。
実を言うと昔の画材技法の先生(修復も勉強している)の中には、古典技法マンセーで、
今時の作品は怖気が走るぐらいなことを言っている人を何人か知っているから、
そう言う反応が来ちゃっても仕様がないなくらいの気持ちがあったのに。嬉しい誤算です(^^)。
作家(画家)と修復家は、お互い友好的に情報交換できた方が、理想ですよね。

>61
私は矛盾を感じた事はありません。私自身は、古今東西、アートである以上、
素材が表現と矛盾していては、表現し切れていないと判断していますだ・・・。
例えインスタレーションのような作品でも、そう感じています。
保存に関しては、作品の意義と使われ方(?)によるかな。
消費する作品、ハプニングを楽しむ作品であれば、ある一定の期間ベストな状態を保てればいいし、
絵画に近い表現の場合は、実験しつつも、強度を考えて作っている。それでも
前述の技法の先生には、面倒臭いから見せる気にならないけどね~(藁。

随分、割り切りのいいヤツかも(^^;。


63:絵描き
02/02/03 01:17
27さんありがとうございました。
私も素材と表現が矛盾していては、表現しきれないと考えているます。
しかし、素材を使用する際、保存を考えて用法などを守ろうとすると
どうしても素材と保存、表現について矛盾を感じてしまうのです。
私の作品にメディウムをそのまま使用するものがあるのですが、1ヶ月も
経たないうちに黄変してしまいます。あの透明感と粘りをそのまま使用
したいのですが、作品(素材が)1ヶ月もしないうちに黄変してしまうのでは
使用できず、表現と素材に矛盾を感じてなりません。
他の素材を使用する事も考えたのですが、エポキシなどでは硬過ぎて
満足な表現ができないのです。
自分の表現が物質(素材)に頼り過ぎているのも事実ですが矛盾を感じる今日この頃です。

64:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/03 01:28
>フランスにある藤田の絵を修復したというTVを観たんだけど、地塗のことは
>まあまあわかった。でも、あの黒い線は結局何を使って描いているの?

日本の漆に使う極細筆と聞いたことがあります。
もしくはセーブルでしょう。

しかしまにあっくなすれですね。





65:ふにふに
02/02/03 01:30
>63
気持ちが分かります。自分にあう物質(素材)を手に入れた時、まるで無敵の武器
を手に入れた気持ちになりますよね!
そういう時って物質を自分流にどう扱うか悩んで悩んでしまいますものね。
物質主義になっている時は古典絵画のように「絵を描く」というのとは違う悩みが生まれますよね。
物質をどう扱って表現するかとか、簡単に見せないようにはどうするかとか、
どうやってやるのか分からないようにするために悩んでしまいます。(特に平面において)
それプラス保存のことまでは考えられないよう!

66:絵描き
02/02/03 01:35
>64
うーん。私が知りたいのは筆じゃなくて素材。筆は何使っているかだいたい想像できるし。でもありがとう。

67:絵描き
02/02/03 01:49
>ふにふにさん
そうですね。物質表現に依存している時って、どうしても表現と物質の間に
温度差を感じてしまうのです。私の友人は寒天を使用しているのですが、
時間が経つにつれ水分が蒸発し、縮んでいくのに悩まされています。

68:音楽好き
02/02/03 10:42
>27
>消費する作品
消費する作品と割り切れない場合はないのでしょうか?

音楽や舞台美術は演奏をしている時以外、作品として成立しないと思うのです。
もちろんCDや録画がありますが、やっぱり生でその演奏(空間)を共有しなければ
本当の芸術表現は伝わりにくいと思うのです。絵も観ている人との共有空間を
生じる意味では同じと言えるのですが、絵画は作家が亡くなっても存在するという
独自のフィールドがある(あった)と思うのです。
しかし、現代美術において消費する作品が増えてきた今、音楽や舞台美術のフィールドに
絵画(作品)が侵食してきた気がするのです。芸術の分野に国境がなくなったとでもいう
のでしょうか?これが悪いとは思わないのですが、本来絵画だけが持っていた特徴を
残したいといことはないのでしょうか?


69:27
02/02/03 10:47
>63 エポキシ
>67 寒天
そりゃー、悩みが深そうだ(^^;;;。それを克服したかったら、
服飾デザインみたいにほとんど新素材開発になりそうな・・・。
多分、エポキシや寒天の素材性から発展した製作していて、
表現に合わせて他のもの(表現を中心に素材を選定)で代用することができないのかな?
一度そっち系の素材を研究開発している人に相談すると言うのもいい手かも。
化学などなどの人とのコラボ(協力者の名前が出てても出てなくても)は、たまに聞く話だし。

70:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/03 11:44
絵画ではないのですが...。

今、所有している版画で、ボロボロになったもの(酸性紙?)や、
明らかに後から別の紙の上に貼って補修してあるもの、何故かキャンバスに
貼ってあるものなどがあるのですが、こういった痛んだ版画をどのように
扱ったらよいか、どなたか教えて頂けませんか。

大した作品では無いのでしょうけど、長い間大事にされてきて、縁あって
私の所に来た作品を、何とか長持ちさせたいと思っています。
よろしくお願いします。

71:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/03 12:46
>>70
アクリル樹脂で版画ごと固めるとか

72:27
02/02/03 20:54
>71
ぎょっ、だめだよー、そんなことしちゃあ(^^;;;;;;;;。
70さん、御自分で修復するのはお勧めしません。
紙の専門家、しかも日本画等ではなく、版画や洋紙の専門家に御相談した方がいいっすよ。
もし、作品の値段的価値が修復費用を上回るようなら、修復の学校に出すのも手です。多分、安くなると思います。
先生の監修の下、学生さんが修復しますが、いわゆる1級品でないなら問題ありません。
保存に適したきれいな状態にしてくれる事は間違いないと思います。
状態のよくわかる接写した写真を用意して、何件かあたってみてください。
値段や修復士との相性など、納得できるところを探すのは面倒だろうけど
重要です。
修復の現場を何回か見学したので、僭越ながら・・・。

フクチャン降臨祈願あげ!

73:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/03 21:51
修復の学校ってどこにあるのですか?教えてください。私の作品も修復
お願いしたいもので・・・

74:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/03 22:19
>73
八王子にランビエンテ修復芸術学校っていうのがあるらしいですよ。
ネットで調べてみてはいかが?

75:フクチャン
02/02/04 00:25
59さん
僕の専門は油彩画なので、東洋絵画の絹本等の修復はよく分かりませんが
去年、芸大美術館の展覧会(展覧会名を忘れてしまいました)で、日本画
の修復について詳しく説明していたものがありました。
カタログのバックナンバーがあると思うので、芸大美術館に行く際にはよかったら観て下さい。

絵描きさん
フランスにある藤田の絵の修復に、僕の先生の友達が行ってきたそうです。以下はその時の話です。
実際に修復している時に黒の線の成分を調べたところ、膠などの反応はなかった
ので、墨ではないらしいのですが、油ともいいきれないそうです。
また藤田は、あの細い線を均一に引くために、面相筆の中に注射針くらいの
極細の針(力を加えるとビヨンビヨンするくらいの)を入れて線を描いたそうです。
だから藤田の黒い線を顕微鏡等でよくみると、針が支持体を削ってしまっていて
黒の線の真ん中に白い線が見える部分があるとの事です。

27さん
ただいま戻りました。27さんのような作家さんと意見が交換できるのはとてもうれしいです。

作品に使用する素材が増えてきた現在において、作家の素材の使い方も独特の
手法になったきたと思います。しかも、ふにふにさんや絵描きさんが言うように
物質を中心にして作品を創る場合、人に簡単に物質だと分からなくするために
物質を独自に加工する作家もいます。その結果、劣化が促進される場合もありますが
素材の中に秘める可能性を、作家が引き出したとも考えられると思うのです。

「使い方が悪い、危ない」と言ってしまえば、一言で簡単に終わってしまいますが、
作家が作品を創り出す行為こそ重要であるのではないかと思うのです。

もちろん素材の劣化について考えていただけるのならば、それにこした事はないですけどね。

70さん
27さんの言うように僕も専門家に見てもらうのがよいと思います。
なぜならば、何が原因で劣化しているか?現在どういう状況なのか?を
詳しく調査しないで自分で直してしまうと、その時はよくても、後に大きな
劣化の原因になる場合もあるからです。

とりあえず今できる事は、直射日光があたるような場所に作品を飾らない事と
極端に温度変化するような場所に作品を置かない事です。極端な温度変化(ストーブの近くなど)
をする場所に紙作品を置いてしまうと紙が持っている水分を蒸発させてしまい
劣化を促進させる原因となります。









76:70
02/02/05 00:35
>>71
>アクリル樹脂で版画ごと固めるとか

それは、ちょっと...。”創作”の域に足を踏み込んでいるような気が...。

>>72
ありがとうございます。専門家に修復を頼むと、間違いなく入手価格を上回ると思います。
修復学校に出す手がある事を始めて知りました(修復学校の存在自体、始めて知ったのですが)。
調べてみます。

>>75フクチャン

ありがとうございます。
今のところ、紙ばさみに挟んだ状態で湿気に気を付けながら保管しています。
そして、たまにチェックも兼ねて鑑賞しています。
ただ、フォクシングが発生している物版画も混じっていて、他の版画に影響が無いか、
ちょっと不安です。
それから、湿気には最近の紙の方が敏感なのでしょうか。うっかり湿気の多い日に
取り出すと、新しい版画は波打ってしまって、ちょっと慌てます。
上にも書きましたが、痛んだ版画については、修復学校を調べて見ようと思います。


77:27
02/02/05 11:33
>75
く~、そうだったのかぁ。藤田にはだまされ続けてるなぁ、私(^^;。
>76
76さんは謙遜してご自分のコレクションを過小評価している心配があるので。
学生が修復すると言う事は、例えて言うならレジデントの医者に診てもらうようなものなので
何十年もやっている人に比べれば、一生懸命やっているだろうけど手際は悪い。
その点は(フクチャンからは言い辛いと思いますので(^^;)含んでてあげておいて下さい。
東京近県で修復関連の学校が3つ(G大、S形美術学校・修復研究所、>>74さんご指摘のところ)
があります。ただ、前者二つは美術館の所蔵品級もやることがあるので、施設は整っているけど、
資料的に重要でない作品に対する対応はどうなっているか、わかりません。
その他、いろいろ探せば、個人の工房が修復教室を開いる場合があるので、
町田国際版画美術館に問い合わせると、紹介してもらえる‘かも‘しれないです。
とても愛着をもって大事にされているご様子なので、入念に調べ、直接修復士と
お話するなどしてお決めください。私的には、フクチャンのようなオープンマインドで
謙虚で率直な印象受ける修復士の方が、後悔が少ないと思います。
(有名な作品ばかりを手がけている先生はプライドも高いので、いやーな気分になることも
あるかもしれません、はぁ~)

78:フクチャン
02/02/05 11:48
70さん
紙の損傷によくみられるフォクシングですが、赤茶色のシミを構成して
いろいろな形があります。その原因は、まだ完全には解明されていないそうです。
しかし、フォクシングは普通の菌類による劣化と違って、特殊であると言われ
劣化が進んでも紙は成分を失わず壊れやすくもならないそうです。
ほうっておいてもよいわけではありませんが、念の為、他の作品とは
別に保管しておいたほうがよいかもしれませんね。
また、紙のシミはフォクシングの他に、菌類やバクテリアによるシミがあります。
菌類とバクテリアに攻撃された紙はフェルト状になって壊れやすい事も多いそうです。
もし、裏打ちした作品の方にシミがあるのならば、もしかすると他の菌類による
攻撃の可能性もあるので、早めに見てもらった方がいいかもしれません。
なぜなら、裏打ちした時の接着剤を栄養に、菌類が成長している可能性もあるからです。

79:作品を持っている人
02/02/05 11:58
>27
27さん、その通りですよね。私もそう思いますよ70さん。
大事にされている作品は幸せですね。
私も自分の持っている作品(たいした物ではないのですが)は世界に
一枚しかないので、大切にしていきたいです。
>フクチャン
フクチャンは、この作品を治したいというものはありますか?


80:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/05 18:20
俺は美術界の世の中を治してほしい。
ぜってーおかしいよ、美術界。

81:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/05 19:38
>80
ハゲシクスレ違い。
1さんは水戸黄門じゃないぞ。

82:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/05 21:04
>80
美術界の体質改善とか変えてほしいとかいったことは、自分たちの力でやることでは?
他人に頼るような心構えでは人に買ってもらえるような作品はできないのでは?それでいて芸術が理解されないとかほざく(失礼)
その辺から問題が発生しているように思いますね、美術界の場合。

83:80
02/02/05 21:46
ぜってーおかしい。このスレもおかしい。
美術ってもっと苦しいし、修復家がそんなに簡単に語れるものではないはず。

84:27
02/02/05 22:42
>83
そうですか?創作って楽しいし、すばらしいし、ある意味こんなこと続ける余裕がある我々は、
とても恵まれていると思いますよ。才能があったのに、家庭の事情で諦めていった人を知っています。
80さんも表現する人である以上、自分の悩みをもう少しうまく表現できませんか?
自分の作品を誰にも理解されなくていいと思えるほど強い人なら、何も悩む必要はないでしょう。
悩むと言う事は、人に理解されたいのでしょう?

85:80
02/02/06 00:02
>27
俺がいいたいのは創作の話ではなく、美術界を取巻くヤツらがおかしいと言いたいだけ。
絵画作品→知ったかぶり→湧いて出てくる美術史家→どうしようもない馬鹿
美術にうとい修復家→よけい酷くなる作品→もう2度と戻らない

知ったかぶりの馬鹿な美術史家や、美術の本当の苦しさを知らない修復家がなぜこんなにも
いるのかが分からない。おかしい。
どいつもこいつも作家の苦しみなんて分からないくせに美術を知っているフリをしている。
作品を治す前に美術界を考えてほしい。

86:70
02/02/06 00:09
>>77
>76さんは謙遜してご自分のコレクションを過小評価している心配があるので。

えーと、HINDの本や展覧会の図録などで、作者や製作年代などの事実関係は自分で
調べられるのですが、残念ながら”評価”は購入価格程度でしか出来ません。(^^;)
ただ、どれも気に入っていて(中には、あれれ、と思う物も出てきましたが)
金銭的な価値は低いにしても、これからは失われていく一方ですから、自分のところで
大きなダメージを与えたくない、と思っています。

>学生が修復すると言う事は、例えて言うならレジデントの医者に診てもらうようなものなので
>何十年もやっている人に比べれば、一生懸命やっているだろうけど手際は悪い。

その辺は、承知の上です。
よく行っているお店の主人は、”漂白くらい簡単だよ、自分で出来るよ”などと
言っていて、おいおい、という感じですが、自分でやるより遙かに安全でしょう。
主に費用が問題ですが...。

>町田国際版画美術館に問い合わせると、紹介してもらえる‘かも‘しれないです。

むむ、なるほど。過大な期待はせずに相談してみます。
まさか、邪険にはされないでしょう。

>謙虚で率直な印象受ける修復士の方が、後悔が少ないと思います。

古典版画がやっと、という並のサラリーマンには、”美術の専門家”には縁が
無い上、近づき難いんですよね...。ゆっくり探してみます。


87:70
02/02/06 00:10
>>78フクチャン

フォクシングの解説、ありがとうございます。
紙が真っ白に漂白されている(と思います)のに、茶色いシミが点々と残っていて、
かえって痛々しい作品もあります。
念のため、カールトンを買い足して別々に保管することにします。

>もし、裏打ちした作品の方にシミがあるのならば、もしかすると他の菌類による
>攻撃の可能性もあるので、早めに見てもらった方がいいかもしれません。
>なぜなら、裏打ちした時の接着剤を栄養に、菌類が成長している可能性もあるからです。

ぎくうっ...。接着剤そのものの影響と紙の劣化を心配していましたが、菌類の栄養源に
なっている可能性もあるのですね。
天気が良くなったら、早速確認してみます。

88:ふにふに
02/02/06 00:15
おひさしぶりなのですが、激しくむかついております!
80みたいに、自分だけしか本当の美術を知らないと思い込んでいる
馬鹿なやつが、この世にいるのかと言う事に、、。
描く人、描かない人というカテゴリーだけで境界線作っているんだね君は。
若い時は私にも、そんな気持ちがあったから多少は分かるけど、世の中の人は
君が思っている程馬鹿なやつなんていないよ。自分が一番頭いい(美術において)
と思っているうちは、いい作品なんて創れないよ!
スレ違いごめん。


89:27
02/02/06 00:50
>86
あの、私は版画は基本的な技法くらいしか知らないんですが、それって、結構
立派なコレクションの気が・・・(^^;。
油絵に比べると値段的には頭打ちかもだけど、資料的価値はかなり高いかと。
(一般論として)こう言った問い合わせを邪険に扱う美術館や専門家がいたら、
そっちがおかしいですよ。きっぱり。
もっと堂々としてください!

「かんたんだよー」と言っちゃうおやじ、いい人かもだけど、ほんと、おいおい、ですね(藁。


90:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/06 01:09
>>85
>知ったかぶりの馬鹿な美術史家や、美術の本当の苦しさを知らない修復家がなぜこんなにも
>いるのかが分からない。おかしい。

簡単ですよ。
作家では無いからです。作家でも無いのに作家の苦しみを知っていたら、そっちの方が、
おかしい。

>どいつもこいつも作家の苦しみなんて分からないくせに美術を知っているフリをしている。

作家の苦しみなんて、鑑賞者にも作品にも関係ないでしょ。
苦しんで生み出そうが、寝転がって暇つぶしに作ろうが、知ったこっちゃないです。

ところで、とっても不思議なんですが、何で作家の苦しみを知れ、なんて言うんです?
家電製品を作っているエンジニアの苦しみを知れ、とも言って貰いたいですね。
いや、家電製品だけでなく、身の回りにある人の手の掛かったもの全てに対して。
それとも、物を創り出す苦しみは、美術関係の作家だけのものだと思っていますか?

社会では、他人から評価を受けるのは結果のみだと思いますよ。
苦しもうが、楽をしようが結果が同じなら評価は同じでしょ。
苦しまなければ出来ない事を続ける時、自分が無能であることを認めるか、
好きでやっている、と強がるしか無いんです。

画家などは、生前非常に苦しんだ話がよく残っていますが、彼らはその苦しみを
評価して欲しかったのでしょうか?

いずれにせよ、結果を出す過程を理解してくれ、という考え方は幼稚です。
さっさと大人になって下さい。

あれ?もしかして学生さん?なら、もう少しだけ、甘えているのを許してあげます。


91:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/06 02:41
>90
同意。
若さ故の激しさだね。

ところでダビンチの白テンを抱く女は修復的にはイケてるんでしょうか?
正直アレを見ても全然ときめかなかったです。イタリアやフランスにある
ダビンチの方が数倍よかったんですけど、白テンは修復的に失敗したのでしょうか?

92:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/06 22:33
>>85
芸術家志望ですか?
もしそうなら。

自分が生きると言うことは、創作活動をすることである、という強靱な意志か、
時代に先駆している自分の作品は、既存の作品で満足している世間の人間には理解
出来ないのだ、という傲慢さのどちらも持ち得ないのであれば、芸術家を目指すのは
やめておいた方が無難です。

もし、生活の糧を得る職業の一つの選択として、芸術家を考えているのなら、芸術家を
目指すのはやめておいた方が無難です。
作品そのものの価値を問うことの出来ないあなたは、芸術家になるにはあまりにも
才能が足りません。
そこそこ、世間に認められ程度の作品を創作する才能を持った人など、他に掃いて
捨てるほど居るのです。

悪いことはいいません、早めに進路変更する事をお勧めします。


93:ふにふに
02/02/06 23:08
>91
ダヴィンチ見てきましたー!しかし私もあんまり感動しなかったのです。
そういえば去年にきたフェルメールもあんまし好きではなかったなあ。レンブラントは物凄く本当によかったのに。
オランダとイギリスで見たフェルメール展の牛乳を注ぐ女と真珠の耳飾りの少女は本当によかったのに。
日本に来たフェルメールって昔ざっくり切り刻まれて盗まれたやつだよね?
>92
同意。
それでも作品を創りたいなら85は海外とかで勉強してみるのもいいかもね。
人生芸大だけじゃないぞ。

94:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/07 17:28
修復を学ぶにしても、日本画は大変ですね。
ちゃんとした所、たとえば国宝装こう師連盟の加入工房などでは、
10年やって、やっと一人前に補助ができる、という感じですから。
院卒だと35くらいでも、まだ一人前とは言えませんね。
で、40位で一人前になっても、60歳あたりには目が悪くなったり、
手も動かなくなってくる。
だから個人で修復をやるなんて、なかなか出来ないことです。

95:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/07 20:40
>>94
>60歳あたりには目が悪くなったり、 手も動かなくなってくる。
     ;;;;;::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;
     ::::::::::::::::;;;:;;;;;;;;;;
     :::::∧_∧::::::::::
     ;;:(・∀・||)ハァ・・・:
     :::(∩∩ノ);;;::::::
                  つらっ。

96:70
02/02/08 00:39
>>89
>油絵に比べると値段的には頭打ちかもだけど、資料的価値はかなり高いかと。

資料にならなるかも知れません...。(^_^;)

>「かんたんだよー」と言っちゃうおやじ、いい人かもだけど、ほんと、おいおい、ですね(藁。

留学の経験もあって、アンティークにも造形が深いので、話をしても楽しい人です。
ただ、シートの版画を買って額装して貰ったら、マージンをざっくり...。
”あれー、きっちゃたの!”と言うと、”でかすぎるじゃん”と簡単に...。
”マージンなんか気にするの日本人だけだよー”と言われました。
確かに、額に合わせるためか、丸く切り抜かれている版画すらありますからね。
でも、極力手を加えたく無いんですよねえ。

97:フクチャン
02/02/08 02:23
85さん
90さんの言うように、僕は貴方ではないので、貴方がどう苦しんでいる
のかは分かりません。
しかし、作家の深層にある渇望や孤独や喜びetcが、時には唸り声をあげたり、
鎮まることのない喜びを表現したり、自分の思想を他人に伝えるのに
表現と精神のバランスがくずれてしまう苦しさは分かります。
絵画に限らず、何かを人に伝えるということは、人と一種の共有空間を創る
と思います。逆に人にきっぱり否定されたときは孤独であり、もはやそこから
のがれる術もない気持ちになると思うからです。

91さん、ふにふにさん
ダヴィンチの白テンですが、僕的には何か軽い印象を受けました。
ガラス越しのせいかもしれませんが、ルーブルのダヴィンチに比べると
黒の背景にあまり奥行きが感じれなかった気がしました。
修復前の作品を見ていないので、修復がうまくいっていのるか、いないか
は何とも言えませんが、もしかするとニスの除去具合が影響しているのかもしれません。

94さん
日本画の修復は作品数も洋画に比べて少ないため、なかなか作品にさわらして
もらえる機会もないと聞きいたことがあります。

70さん
面白い人ですね。しかし、凄い額装の仕方ですね、驚きました。
彼はイタリア人のようです。イタリア人のおじちゃんは平気でこういうこと
をやります。そして後に、修復家と喧嘩したりします、、。
でも70さんの言う通り、極力手を加えないようにするのが作品にとっては
よいと僕も思います。





98:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/08 09:21
日本画でも、ちゃんとしたところに頼まないと、
装丁に合わして本紙を切っちゃうところもあるからね。
額装より簡単なはずなのにね。

99:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/08 11:01
甦る日本画展を芸大で見たんですけど、あれって全部学生が模写したやつなんでしょうか?
ものごっつううまいんですけど、、。
日本画の修復は表具屋さんもできるってホントですか?

100:27
02/02/08 12:43
>96-97
ん~(^^;、よくわからんのですが、アンティークに片足つっこんでいる人
ってのは、現代に使える形にして「なんぼ」と思っているんでしょうかねぇ。
家具だとよくありますよね。足がなくなっちゃったけど、見事な寄木のテーブルを
作り直したり、本当にばらばらになっちゃったのを、かき集めて新たに「昔風」
なもの作ったり・・・。
それでも今時、オリジナルな完品であればあるほど価値が高い時代、
ばっさりー、ってのは・・・(^^;;;;。私ならエグエグ泣いて帰ります。

>イタリア人のおじちゃんは平気でこういうこと
 をやります。そして後に、修復家と喧嘩したりします、、。
タフだね(^^;;;;;。

そういや昔、アンティークの布とか刺繍とか、古い版画を加工して
作品作った人いたなぁ(外国、現代美術だけど、けっこー前)。
ああ言うのって、今ではどういう扱い受けているんだろう?
まあ、むこうのアンティークショップって、とにかく古くてガラクタなもの
も多いから、そんなこともできちゃうのかな。

101:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/08 18:09
美術品の修復ではないのですが・・・
ポスターの修復とかって、どこにお願いしたら良いのでしょうか。
1978~80年ごろのシルクスクリーン製のポスターを知人から譲り受けたのですが、
実際に使用されていたものなので素人目にもかなりいたんでいます。
非常にレアなものですし、何より史料的な価値があると思うのできちんと修復したいと思っています。
どなたか御存知の方がいたら、是非共教えて頂きたく思います。
よろしくお願いします。

102:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/08 22:36
>>99
あれは学生の模写です。でもよく見ると担当教官が誰かは分かります(w。
同じものを模写すれば、どの派閥の人かは一目瞭然です。
その人の「手」が出ちゃいますよね。

>日本画の修復は表具屋さんもできるってホントですか?
出来るといえば出来ますが、保存修理とは言い難いものが多いですね。
復元修理で良いのだったら、それでも構わないでしょう。
でも、>98に書いたとおり、本紙を切っちゃうようなところもありますので、
あまりお勧めは出来ません。かといって、ちゃんとしたところは高いですし、
時間もかかります。修理するものがどの程度かで、判断したらいいと思います。

103:70
02/02/08 23:21
>>97 フクチャン
そいえば、以前手に入れた版画の裏には、万年筆で書き込みがありました。
たしか、前の持ち主はイタリア人だったとか...。

実は、古い油絵(サインも入っていないものですが)も持っていて、出来心で
ちょっと触ってしまいました。そして、その後ある本で、触った部分から剥落が
始まった絵の例を見て、青くなりました。
しかし、その絵を買ったお店の社長は、”雑巾で拭くと綺麗になるよ”などと
言っていて、もしかすると、既に雑巾掛けをされていたかも知れません...。
廊下じゃないぞー!

少し古い油絵は、しっかりとニスを塗ってあるようですが、私のはひび割れが
あるんですよね...。
ちょっと前には、別のお客さんに、”洗剤付けて拭けば綺麗になるよ”と言って
いて、お客さんから”大丈夫ですか?”と聞かれて、”大丈夫、大丈夫”と言って
いました。
ガスレンジか!こらっ!

うーん、大丈夫かなー。
なんか、点々出てるし...。修復というより、似たような絵の具を塗っただけ、
みたいな部分もあるし...。

104:99
02/02/09 00:36
>102
ありがとうございます。しかし学生さんが描いたのか。うーむすごいな。
私のような素人じゃだまされちゃうよ。

どういう所に違いがあるのか教えていただけたら幸いです。お願いします。

表具屋さんに直してもらおうと思ってたけど、どうしようかな、、。

105:フクチャン
02/02/09 01:48
27さん
アンティークを使う作家さんの作品って面白そうですね。
ヨーロッパだと毎週アンティーク市がやっていて、ガラクタから値うち物まで
幅広い品を取り扱ってますからね。
日本だったらお値打ち物の金唐和紙や羊皮紙を使った本などもあるそうですよ。
うーん。でも作品として使うのは勿体無いかも?

101さん
ポスターの用途は宣伝の為なので、紙やインク自体、上質の物を使用
していない場合があります。(もちろん時代や種類によっては異なります)
とりあえず、日光(紫外線)に当たらないような場所に保管して、
もし余裕があるのならば、早めに見てもらった方がいいと思います。

70さん
わわわッ。これまた豪快な社長さんですね、、。雑巾はまだしも、洗剤はまずいですね、、。
こういうおじさんって簡単に凄い事(ヤバい事)してるんですけど、憎めないんですよね、、。
しかし、僕も27さんのようにエグエグ泣いてしまいますね、、。
油絵ですが、おもいっきり押してまった場合はまずいですが、指で軽く
触れたくらいなら大丈夫だと思いますよ。
このような場合に起こる亀裂や剥落は、何らかの衝撃(例ボール等)が
画面の一点に加わり、経年によって丸い放射状の亀裂をひき起こすのが
主な原因だそうです。

ひび割れですが、ニスだけにある場合ならばすぐに処置が必要という
分けではないと思います。しかし、支持体の後から光をあてた時に
光が透過するようなひび割れならば、なるべく早めに処置した方がいいかと思います。









106:ふにふに
02/02/09 08:14
>102
よみがる日本画展みてみたかったなー。

>ふくちゃん
下が透けるようなひび割れってやばいの?

107:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/09 23:48
芸大美術館っていえば、「油画を読む」っていう修復系の展覧会もおもしろかったよ。

108:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/10 00:27
>94さん
国宝修理装こう師連盟を知っておられる
とは、文化財修復をかなりご存知ですね。
もしかして関係者?

>99さん
ほんとにかなり大事なものなら、町の表具屋に
頼むのはかなり怖いです。
やはりそれ専門の工房にお願いするのがよろしいかと。
文化財クラスなら国立博物館、近代美術館に相談され
れば、紹介してくれると思いますよ。


109:99
02/02/10 10:09
>108
ありがとうございます。
じつは祖父がかなり大事にしている絵なので、どうしようか迷っていたのです。
知り合いの日本画家に聞いてみても反応がないし、今は描いている人
が修復する時代ではないんですね。

110:101
02/02/10 17:58
ふくちゃんさん、レス有り難うございます。
今は日本を代表する方(美術関係ではないです)ですが、当時は学生時代。
紙もインクもそれほど上質のものではないと思います。
当方も貧乏大学院生(美術系ではありませんが)なので、とりあえず保管には気を付けたいと思います。
引き続き修復を依頼できる店など、なにか御存知の方がおりましたら、
お暇なときにでも御教授いただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。

111:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/10 21:39
>110
紙の修復を行っているところに聞いてみたら?
前にも誰かが言ってたけど、お金をかけたくないならランビエンテ修復学校の紙科とか、
それか、プロなら山領修復研究所とか芸大の歌田先生とかはどうかしら?
プロなら見積もりくらい出してくれるし、何処がヤバいのか説明もしてくれるハズよ。

112:catt ◆X.ore.zA
02/02/10 21:40
>>111
歌田さんってフリーで見てくれるんですか??

113:素朴な疑問
02/02/10 21:43
よく修復に和紙が使われているのはなぜなんでしょう?
修復のTVを見た時も和紙をシップ状に張ってたし?

114:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/10 21:47
>112
私自身修復に興味があって芸大の方にお手紙を書いたら、見学させていただきました。
すごく気さくな先生だったんで、とりあえず個人でやっているかは分かりませんが、
お話してみてはどうでしょう?

115:94.102
02/02/10 21:59
>104
甦る日本画展の図録をよく見てみたら、先生方のもありました。
全部が学生のではありませんでしたので、お詫びして修正します。

>どういう所に違いがあるのか教えていただけたら幸いです。お願いします。
あまり露骨に書くことは…。なかなかいろいろと…。お察しください(w

>108
>もしかして関係者?
直接の関係者ではありませんが、やはりいろいろと…。
これもお察しくださいな。

116:27
02/02/11 00:37
フクチャンお願い~。
前話していた知り合いの先生が藤田の修復をした時のこと、
筆の跡を含めて何か刊行物として発表されていたら、タイトルを教えてください~。
やっぱ、気になる。
藤田って、性悪の女みたいな魅力が・・・あうううう。

117:108
02/02/11 00:38
>115
すいません。詮索するような事言いまして。
反省してます。2ちゃんで見かけてびっくりしました
ので。

>109
思い入れや来歴があるようでしたら、作品の価値
以前の事と思いますので、やはり確かな所が
よろしいかと・・・

118:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/11 15:56
 藝大の歌田先生は今春にて退官されます。
本当にお疲れさまでした。

119:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/11 15:58
退官されるんだ・・
恩師です。ありがとうございます。
上野に遊びに行こうかな・・

120:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/11 16:04
そういえば本を出されましたよね?
題名なんでしたっけ?

121:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/12 22:25
油絵を解剖するだよ。

122:27
02/02/12 22:51
ずいぶん芸大・創形関係者が来ているね。
どうせだから、一般からの(いわゆる2~3級品の)依頼も学校として受け付けているか、
学生が練習を兼ねてやるぶん安く出来るのか、情報のせてよ。

123:70
02/02/12 23:20
>>105フクチャン
出張していてレスが遅れてしましました。
油絵ですが、ちょっと、触っただけですので、大丈夫そうですね。安心しました。
ひび割れを裏から光を当てて確認するんですか。やってみます。
しかし、重傷だった場合、補修費用が出せるかどうか...。(^^;)


124:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/17 21:53
なんで作品は劣化するのか?
当たり前のように絵は壊れていくが、ちゃんとした理由って以外と知らない。
なんとなくなら分かるけど、実際のところどうなんですか?

125:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/17 22:07
空気中の酸素による酸化作用、光線の中の紫外線による劣化、あと引力
これらが主要因と思います.

126:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/18 01:33
>125
125さんありがとう。
124さんではありませんが私も気になっていたのです。何気なく絵が劣化する
と言ってたけど、以外と知らない事がいっぱいあると思いました。

127:フクチャン
02/02/18 02:07
27さん
すみません、御無沙汰しています。
藤田の件ですが、残念ながら今の所くわしい出版物は出ていないそうです。

ふにふにさん
亀裂によっては、絵具が浮き上がる力によって地塗や麻布が引っ張られ
変形してしまいます。この亀裂がなぜ危険かというと、絵具や持塗の
亀裂の間から空気や湿気が入り、これによって麻布が動き(年月などによって異なります)
絵具が剥落してしまう可能性があるからです。

70さん
お久しぶりです。
その後、作品の具合はどうでしょうか?

118さん
歌田先生退職されてしまうんですか、さびしくなりますね。

124さん
125さんの言う通りですね。
大きく分けると、124さんが言った物を「大気・環境による劣化」
とするならば、あと「人為的な劣化」「自然現象による老朽化」など
に分けられるのではないでしょうか?




128:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/18 02:21
>125
引力とは、接着力の弱まった絵具が引力によって落ちると考えてよいのかしら?

>フクチャン
人為的な劣化とはどう言ったものを指すのでしょうか?

129:27
02/02/19 12:11
>127
ごぶさたです~。
(T_T)そっかあ、まだ文章化されてないんだ・・・。
いいな、いいな、修復家はいいな~、などとたまにはいぢけてみる。
うそです。筆に針金仕込んでた、と言う情報だけでも参考になってます。

話はずれますが、最近わたしは金継ぎで陶器を修復するのに目覚めました。あ、これは修繕か。
ブツは自分ちの(若い)作家の(少し)お高め茶碗から、¥100ショップの安物まで。
はじっこが欠けても、思い出があるから捨てられず、でも「なんかびんぼーくさー」
と思っていたので、うれしいです。などと話題を広げてみる。

130:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/20 09:37
あっ、俺もやってるよ>金継ぎ
普通は茶碗が割れたら悲しいのに、最近では「材料が増えた」と喜んでしまう。
でも、この時期は漆が固まらないんで、風邪対策を含めて
加湿器を買ってしまった今日この頃。

131:27
02/02/20 10:43
>130
>普通は茶碗が割れたら悲しいのに、最近では「材料が増えた」と喜んでしまう。
うははは(^^)
金継ぎなら、うまくいけば、かえって味がでるところがいいよね。

とりあえず今はパテ埋め、乾燥中。ダンボール箱に入れて、低くお湯をはった湯船に
椅子を置いて、ふたをしてやり過ごしているけど、どうだろうな~。

あ、パテ用の錆漆にもご飯粒の糊入れます?入れるって説明書とそんなこと
書いていない説明書があって、ちょっと・・・(^^;。
そうそう、仕上げの1ヶ月放置も、やっぱり温度20度、湿度80%の必要があるのかな?

132:27
02/02/20 10:49
>131
段ボール箱に入れて、件の椅子の上に置いているです。
スマソ。(^^;;

133:130
02/02/20 11:35
専門家(漆の修復家)に教わったもんで、パテは使わないんです。
成形にはコクソを使います。その後の切粉地付けのときに「糊漆」を
さびと三辺地の粉と混ぜてつけます。
このやり方だと、糊を使うのはこの時だけですね。
糊も上新粉を煮て作っています。
今後、どうやって手を抜くかが課題ですw)。

134:27
02/02/20 20:02
フクチャン、スレ違いスマソー。

>133
いいなあー。プロが開いている講習会あるみたいですね。一度逝ってみようかな。
ふむふむ、錆漆が砥の粉と水と生漆を混ぜたもで、こくそ(漆)は砥の粉じゃなくて、
のこくずや木の皮をおが屑状にしたものですか。
こくそだと、どう違うにょ?

135:フクチャン
02/02/22 00:38
128さん
人為的損傷とは主に人が作品に害を与える事です。
例えば、輸送の際に作品を壊してしまったり、故意に作品を切り取ってしまうなど

27さん130さん
いえいえ おかまいなく。むしろ僕も興味があります。ぜひ教えていただきたいです。


136:130
02/02/22 08:57
フクチャン。お言葉に甘えて続けさせていただきます。

こくそは、檜の粉(充填する大きさ等によって40ms>60ms>80msと
使い分ける)と麻ひもを切った麻粉と麦漆を混ぜたものです。
よく、木彫仏の欠損部分を充填するときに使うやつですね。
欠損した部分がなくて、穴があいているときは、麻布をつけて
コクソで埋めるような作業もします。
コクソは、成形のためだけではなく、下地として
充填する漆の食いつき面を作るという効果もあります。

ところで27さん。漆カブレはおきません?
私は今のところ、じかに触ってもかぶれてないんで助かってます。

137:フクチャン
02/02/23 02:04
130さん
ありがとうございます。とても興味深い話で勉強になります。

ところで、コクソはイメージ的にはチップボードみたいなものなのでしょうか?
コクソ自体に接着力はあるのでしょうか?
もしあるとしたら麦漆ですか?それとも麻を炊いたりして糊状にしたりするのでしょうか?

質問ばかりですみません。もし、よかったら教えて下さい。



138:130
02/02/23 09:24
コクソの接着力は、麦漆のものでしょう。
麻粉は、麻ひもを繊維を切る方向で鋏で切っていくんですけど、
これがなかなか大変な作業です。指先が疲れます。
イメージ的には、何でしょう。土壁の材料で、コテで塗るヤツ。
ワラ等が入った粘土って感じのものでしょうか。
麦漆の量が多いと、中まで固まらずに困ることになるようです。

139:直し屋希望
02/02/23 22:20
私のも簡単に誰にでも出来る修復教えて下さい。

140:27
02/02/24 00:06
すみません~。ちょっと忙しくて・・・とりあえず。

フクチャン、ありがとー。

>136
私の場合、アレルギーがいくつかあるので、さいしょっから入念に重装備しとります(^^;;;。
手術用のプラスチック手袋なんかしちゃったりして。
どうだろ?何か身体的変化があったら報告します(汗。

おぉ、奥が深いな。130さん、ありがとうございます(^^)。
質問がいっぱいなので、要領よくまとめてから後でレスします~。

私はハンズで材料を購入したので、これって、簡易バージョンなんでしょうね。
漆はチューブ入りだし(???)。
130さんがおっしゃるよな材料(麻とか漆とか)はどこで手に入れています?
(材料だけ入手しても、指導者がいないと手にあまりそうだけど(^^;;;)

141:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/24 00:14
最近、ヨーロッパで古画の画廊周ってると手を入れすぎの作品よく見かけるよ。
これ、木の葉の細密描写なんか明らかにリタッチだろ?ってのがわんさかある。
程々が一番いいよ。

142:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/24 03:04
>141
一理あるね。
ヨーロッパの蚤の市なんかで売っている古典絵画もそうだよ。

143:素人です
02/02/24 12:31
>141
>142
でも壊れている絵じゃ売れないからしょうがないんじゃない?
やっぱり綺麗な絵のほうがいいもん。

144:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/24 13:16
>130さん、27さん、フクチャンさん
蒔絵のボールペンの修復なんかはどうすればいいのでしょうか?
ずっと大切にしていたのに、絵の部分が割れてしっまったのです!
あわわ、どうしよう!なにかアドバイスがあったら教えて下さい!

145:漆かぶれ酷いです。
02/02/24 14:07
>144
もし漆を使って直すのであれば、やっぱり専門家にお願いした方がよいト思いますよ。
私は自分で直そうとしたお馬鹿な1人です。しかし、私のようなシロートが迂闊に
手を出すには危険な物でした、、。
あまりの漆のかぶれぶりに病院に行くはめになりました。



146:130
02/02/25 00:30
27さん。ハンズって、ひょっとしたら「ウイークエンド漆職人」ですか?
もしそうだったら、うーん。あのセットだと漆も生正味漆ではなく、
中国産の漆ですしね。それぞれのものをバラで買ったのなら、
問題はないと思いますが。実際、生正味漆は上野の漆屋で買っていますが、
使う絶対量が少ないので、私もチューブです。
一応、以下の
URLリンク(www.japan-urushi.net)
に材料店が載っていますが、お近くの店を探されてはいかがでしょう。
私は品揃えの点や、通販がOKということで、足立区の藤井漆工藝さんを
利用していますが。連絡すれば、価格表を送ってくれます。

144さん。蒔絵に関しては、やはり専門家にまかせたほうがよろしいかと。
私がやっている範囲は、あくまで金継ぎレベルですので、本格的な漆芸は
もう職人の技で、とても素人が太刀打ちできるレベルではありませんからね。
一番いいのは買った店か、その品物の塗りの産地に相談すればいいと思います。
物産展とかでその産地が出てれば、物を持っていけばやってくれますよ。

私の場合、祖母が漆の実が大好きで、カブレながら食べていたということで、
そのうちかぶれなくなったという話を聞いています。
これって遺伝ですかね。今日もちょっとやっている間、手が漆まみれに
なってるんですが、まぁ、大丈夫でしょう。

147:フクチャン
02/02/25 19:20
130さん
なるほどコクソは体質を持った充填材なんですね。ありがとうございました。

僕たちも絵画を充填するのですが、絵画の支持体は湿気や温度によって動き、
また、支持体の麻布に含まれるセルロースの酸化によって劣化するため、
絵画の充填材の寿命はだいたい30年~50年になります。そのため、
充填材は簡単に取り除く事ができ、オリジナルに影響を及ぼさないような
可逆性のあるものを求めます。
しかし、絵画と違って、茶碗のような機能を伴う作品の場合
その修復は、茶碗としての機能と作品としての機能、どちらに充点を置いて
おこなうのでしょうか?
もし機能も含めて修復される場合、充填材にはどんなものを求めますか?

質問ぜめでごめんなさい。もしよかったら教えて下さい。

27さん
僕もアレルギーがあります。
溶剤アレルギーではないのですが、猫アレルギーと花粉症が目下の天敵です。
僕は別名猫探知機といわれます。

141さん142さん143さん
雑談ですが、昔授業でヨーロッパ絵画の加筆を落とした時、マリアの布の下に
恋文が描かれていました。画家が恥ずかしくて後から絵具をその上に置いたのか?
又は、画商が売るために隠したのか?
今でも分かりませんが、その後、恋がどうなったのかが気になります。  
加筆にも歴史ありですね。

144さん
僕も130さんの言うように専門家に見ていただく方がよいかと思いますよ。

145さん
漆かぶれも恐いですね。早く治るといいですねお大事に。



148:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/25 21:34
>フクチャン
恋文かあー。なんだかロマンチックだね。いいな。
ところでなんて書いてあったの?知りたいよー。

149:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/26 23:51
最近「あいのり」観てても泣けてくるので、この絵の話がちゃんと分かったら
きっと大泣きしてしまいそう、、。僕こういうの弱いんだー。

150:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/27 00:26
>148
>149
おーい。ちょっと待った、うっとりしている場合じゃねーぞ!
みんな大事な事忘れているぞー!
フクチャンに質問。
この文字って加筆ですか?もしそうなら洗ったりしたの?

151:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/27 00:57
>150
えー!?そんな洗っちゃったらロマンが、こっ恋が、失くなっちゃうよー!
やだー!フクチャン洗わないで!

152:130
02/02/27 08:59
>>147
金継ぎを始めとする陶磁器の修理は、絵画等の修理と一緒には出来ないと
思うんですよね。欠損部分を「景色」として再構築するやり方ですから。
油彩の場合だと、捕彩を水彩絵具でやったりするんでしょう?
後世の修理を考えてのものですけれど、陶磁器は継いだらおしまい的な感じで、
今後のことは考えていないようですから。
漆工芸の修理も、日本では完全に復元修理が前提のようですし。

漆でつないだ陶磁器は、かなりの強度があります。一度継ぎ終わった器を
落としたら、また割れちゃったんだけど、割れたのは金継ぎをしていない
場所でした。なので、機能的にも美的な点でも、漆での修理が一番なのかなと
思います。樹脂を使った場合、強度が弱い上に再修理がまず不可能のようです。
漆なら接合面でも除去は出来るようですが、本体にしみ込む樹脂は接合面を
覆ってしまい、その樹脂同士を接着する接着剤でないとくっつきませんから。

襖の裏張りとかでも、出てくるよね。>恋文
この場合は取っておけるけど、油とかの場合はどうするの?
やっぱ消しちゃうのかな。
でも、この文脈だと、加筆は布のほうじゃないかな?

153:わたしはダリ?名無しさん?
02/02/28 03:43
どの国でも人間って同じコトしているんだね~。
なんだかかわいいな~。
日本の恋文は女性が書いてそうな気がするな~、そんでもってヨーロッパの方は
男性が書いた気がする~。もちろん、あくまでもイメージですが(w

154:ふにふに
02/03/03 18:31
お久しぶりです~。ふくちゃん、27さんお元気ですか~?
私はしばらくインドとカンボジアに行ってきました。
暑かったよ~。でもモスクが本当にきれいだった!!
アンコールワットなんてもうヒタすら感動です!!

そういえばアンコールの修復も、どうやら始まった(?)みたいですよ~。
今日はこのへんで、またね。

155:27
02/03/03 21:50
ふにふにさん、おひさしぶり~。
いいな、いいなぁ~。インドにカンボジアで、アンコールワットかあ(W 最近、うらやましがってばかりだな。

この間、乾燥した錆漆を削ってみました。流石にプラステイック手袋をして
陶器を支えるのは不安があったので、片手は素で。
乾燥した粉は、すぐに払うのなら、かゆくはなりませんでした、手はね(^^;
代わりに、粘膜はやられました。唇と鼻腔が、花粉症以外の腫れとかゆみのようなものを
感じました。
やっぱ、漆、ダメな人はダメかもね~。
130さんのおばあちゃんのエピソードは蒔絵の職人の家系の御先祖話しチックですてきですね。

フクチャン
私はもちろん花粉症です。ついでにシリコン、ゴム、金属もダメです。
花粉症アレルギーだけでも、制作時につらいのに(垂れた鼻水を拭けないんですよ、
手も服も汚れているから(T_T)
溶剤アレルギーなんてやだなあ。そう言う人が画家や修復家を目指しちゃったら
どうなるんだろう(もらい泣。

130さん
幸か不幸かそのセットは買わなかったんですよ~。だって5千円ですよ!?
私が当初治そうとしたのは¥100ショップのカップですよ!?50個買えるじゃないですか(^^;
だいたい、筆も溶き皿も家にごろごろしている。そこで「たかいよ~」と言ったら、
ハンズデブヤ店のおじちゃんは「それじゃね」と、ほいほいほいと
生漆のチューブと砥の粉の粉を出して、色々説明してくれました(ありがとうねー)。
金箔がなくなっていたから、箔も買ったけど、全部で¥1700位かな。ほとんど箔代ですね。
あれ、チューブの生漆って、生産地書いてないんですね(不満。
意外と東京に漆関係の店があるんですね。今度是非のぞいてみたいです。

恋文かあ~。ん~。後世の人が見て感動してくれるような完成度ならいいけど
自分のは「うぎゃあああ、若気の至り」と燃やしました。ええ、ええ、私はへっぽこです(W。


156:わたしはダリ?名無しさん?
02/03/03 22:44
昔、鉛筆画のハッチングの中に好きな子の名前を描きまくりました。
講評の時、講師に発見され好きな子にばれました。(w

その後つきあう事になりました。


157:わたしはダリ?名無しさん?
02/03/04 10:39
>156
いい話じゃないか

158:わたしはダリ?名無しさん?
02/03/05 00:42
>156
甘酸っぱくていい話だな~。
うらやましいなあ~。

159:わたしはダリ?名無しさん?
02/03/06 04:52
>27
その値段だと、本漆ではなくカシューではないでしょうか。
箔も本金はそれなりの値段がするので洋箔でしょうね。枚数にもよりますが。
金継ぎの場合、カシュ-なら箔の方が上手く仕上がりますが、漆を使うなら
箔ではなく金粉でないと上手く仕上がりません。
金粉も、絵画用の金泥(金粉)ではなく、蒔絵用でないと駄目だと思います。
絵画用のものと、蒔絵用のものでは製造方法が違うので粒子が違います。
粒子の大きさも蒔絵用のものにはいろいろあります。
漆のかぶれを気にしているようですが、もしカシューだとするとかぶれませ
んよ。むろにも入れなくていいと思います。
漆は成分であるウルシオールによってかぶれるので、カシューだとかぶれの
成分はありません。
ウルシオ-ルは産地によっても違い、日本産と外国産ではだいぶ差があるよ
うです。
そのため日本産は乾きやすいのですが、かぶれやすく、外国産はその逆にな
るようです。
特にベトナムの漆などは日本のものと成分的にはだいぶ違いがあるようです
ね。
おうちで金継ぎをするのにはカシュ-で十分だと思います。
しかし、世の中にきちっとした技術のある職人さんが少なくなっている現実
は残念です。
その前に漆の木から漆を取る職人さんが日本にいなくなってしまいそうな状
況のようですが、まあ紙漉きの職人さんにも言えることですよね。装こう師
連盟もここら辺のことを一番気にしてますよね。
日本産の漆が高いのもあたりまえなのでしょう。
漆の話なのでレス違いな所言わせてもらえば、仏具屋さんが変な仏像のなお
しをするのは本当にやめてほしいことですね。
確かに、カシュ-の方が箔押しの技術がなくても簡単にできますが。
樹脂で固めて、カシュ-塗って、変な箔押されると、仏様死んじゃいます。
息ができなくなっちゃって、もう絶対に生き返れません。修復ではなく破壊
です。
ひどい所だと、なかなか良い彩色が残っているにもかかわらず、剥落止めを
するのではなく、洗って、カシュー塗って、箔押して金ぴかにしちゃいます
よね。
お寺の意向もあるのでしょうが、もう少し考えてほしいですね。
最初は金ぴかだったんだから金ぴかになおすことは宗教的にはあっている気
もしますが、後世に残そうと思ったら、きちんと白土下地してから箔貼るか、
彩色してくださいね。
江戸の変ななおしですら下地があるのですよ。
こんなことここに書いても変な修理してる人は見てないんでしょうが。
修復は平面のものにしろ立体物にしろ後世にそのものを残す手助けをするこ
とであると思いますが、病院で医療事故が多いように、修復の場もものを傷
つける可能性が最も高い場所ではありますね。
また最後の晩さんなどと同じく、日本のものも、クリーニング的にどこまで
手をだすかは難しい問題がいろいろ絡まり、一筋縄ではいきませんよね。
色々書いてしまいましたが、私もプロでも何でもありませんので、金継ぎの
件間違っていることがあったらごめんなさい。130さんの方がよくご存知
だと思いますが口を挟んでしまいました。



160:130
02/03/06 08:54
>159さん。
仏像の修理(この場合だと修「復」になるのかな)は、マジで禿同です。
昔、ある文化庁の先生が「修理は破壊を伴う」とおっしゃられたそうですが、
これは、だから良くないと言っているのではなくて、その意識を念頭において
修理にあたれということなんですね。破壊を最小限に抑えて、後世に残すことを
最大の目的とすべきだとおっしゃっていたそうです。

27さんの買われたのは、カシュー(新うるし)ですね。生正味漆だと50gの
チューブが5,000円はしますから(高い!)。まだ新うるしは使ったことは
ないのですが、そのうちやってみようと思ってました。
そうですか、箔を使えるのですか。手軽でいいな。

私の知り合いの、漆カブレのひどい人は、カシューナッツでカブレますw)。
かわいそうに。

161:ふにふに
02/03/07 20:10
漆かあ~。使ってみたいけど、大変そうだわ~。

162:?S?O?U
02/03/09 21:34
>161
漆の実を食べていくと、だんだん気触れなくなるそうですよ。

163:わたしはダリ?名無しさん?
02/03/11 21:38
パパイヤ食べて、口の周りがすごいことになった人を知ってる。
あれもウルシ科だからなぁ。しかも食べるときは
必然的にカブリ付くことになるから。
スレ違いでsage。

164:27
02/03/13 12:07
なにっ、カシュー?また新キャラ登場ですね(^^;
簡単に検索してみたんだけど、よくわかりませんでした。
カシューナッツの木から取ってるの?
159さんか130さんかどなたか教えて下さい。

え~、私のチューブ漆は20gで¥400、生漆だけど結局中国産だそうです。
ハンズに聞いてもらいました。(思い込みで鼻が反応したんじゃ、はずっ、と思ったのが、本音)
どこかのHPに100g¥2000位と相場が出ていたので、
生漆として、ぎりぎり最低ラインがこの値段なのかもしれませんね。
50g¥5000はたかいなぁ(^^; 一度拝ませて欲しい。
金箔は金沢産と一応銘打ってあります。小さいプラスティックケースに
くしゃくしゃのがそこそこ入っていて¥1000。
たたいて箔にのばしたものを正方形に切って成形する時に、多少余りが出るでしょう?
あれをかき集めて安く売っているのではないかと・・・(有名店のパンの耳なら、うまくて安い、みたいな)。
砂子の要領で使うつもりだったので、そんなにいいのでなくてもどうにかなるやろ、思いまして。

で、ここで質問なんですが、油絵の具屋の発想だと、
錆漆なりコクソ漆は下地なわけだから、堅牢で適度な接着力がある漆ならいいんじゃん?
とランボーな事を思ってみたりしたのですが、日本産の生正味漆が中国産より都合がいいのは、どんなところなんでしょう?
是非是非教えて下さい。
え?自分のが中国産だったからって開き直ってる?
ぐっ。

(真面目な話、作家物とはいえ、実用品の陶器なら一万円以下なものも多いですから
それの修理に50g¥5000の漆はちょっとたかーですよね。
性質がわかっていて納得づくで使うなら、私は中国産に活路を見い出したいような~)

165:159
02/03/14 17:00
>27さん
400円で漆が手に入るなんてお手軽でいいですね。その値段ならカシュー
より安いかも。う~んハンズやるな~。
カシューですが人工の漆と銘打った人工塗料のことです。ホームセンターな
んかではよく見かけますので捜してみて下さい。成分はその裏をみて確かめ
てください。私もよく知りません。シンナーのにおいがプンプンすることだ
けは確かです。
日本産漆と中国産漆の違いは簡単に言えば日本産の方が乾きがはやいと言う
ことです。
金継ぎのように少量の漆しか使わない場合はその乾きが気になる事はあまり
ありませんが、乾漆など大量に漆を使う場合などはこれが大きな問題になり
ます。
また修復なんかの場合は使う素材にかなり気を使いますので日本産を使うこ
とが多いと思います。なるべく同素材でなおす事を基本としますので。
漆は温度や湿度によって同じ漆が乾いたり乾かなかったりしますが、九州
産の漆が九州ではよく乾くのに、東北にもっていって使うと乾かないとい
うこともあるそうです。
日本産と中国産にもこの事が言えます。特に中国産は南の暖かい地方で採
れたものが多いので、冬場などは乾きにくさが日本産に比べ倍増します。
中には全く乾かないものもあります。
その反対で日本産漆を海外で使うと全く乾かないこともあるようです。
このように漆はその採れた産地の気候に一番あった乾き方をする性質をもっ
ているので、やはり日本で使う時は日本産が一番よいという結論になります。
そうはいっても高いので日本産だけではどうしようもない場合中国産を使い
ますが、乾きの遅さが気になる時は中国産漆の中に日本産漆をまぜます。そ
うすると乾きは日本産並になったりします。
堅牢さに関してはウルシオールの含有率が多いほど堅牢で、美しいものにな
るようです。
中国産やベトナム産なんかだとウルシオールの含有率が下がり、不純物が多
くなります。確かゴム質の数値がかなり大きくなるため何となく見た目にも
堅牢さにかけるようですが、これは漆塗りでの話なので27さんの言うよう
に金継ぎに使うには中国産で十分でしょうね。上に金を蒔く訳ですし。
でも乾き時間の違いが結構あるのは確かです。
それよりもカシューでなく漆をお使いなら、やはり箔ではなく金粉を使った
方が綺麗に仕上がりますよ。『丸粉』と言うやつです。この丸粉を蒔いて、
きちんと乾いてから、犬の牙で擦って仕上げます。犬の牙はなかなか手に入
らないので、瑪瑙などでもいいですが金の光り方が多少違います。
丸粉が手に入ったら試してみて下さい。




166:ふにふに
02/03/15 01:57
いろんな素材があってびっくり、、。
知っているようで、知らないものって世の中多いよね~。

167:130
02/03/16 09:49
ええっと、ちょっと復習です。
日本産の上質の漆は「生正味」ですよね。木の幹を掻いて採ったヤツ。
枝から採る、粘度の高い漆が「瀬〆」なんだけど、今は中国産の漆を
瀬〆と言っていると聞きました。
で、私が教わった金継ぎの工程では、下塗りに「呂瀬漆」を使うんですけど、
これは瀬〆漆と呂色漆を1対1で合わせたものなんですよ。
ここで疑問がわくのが、なぜ瀬〆漆をここで使うのかということ。
下塗りだから瀬〆でいいのか、逆に国産の瀬〆を使うべきところを
中国産の漆を使うから、159さんの言うように乾きの遅さを補正するために
呂色を混ぜているのか(呂色漆は「中塗り」に使います)。
そうなってくると、全工程を瀬〆でやるのはいかがなものか、と
思ってしまったり。コクソが乾かなかったらアウトですしね。
159さん。ご存知ありません?

犬の牙は手に入りませんねぇ。メノウはハンズでゲットしましたが。
簡単なものなら、砥粉と食用油を混ぜて、自転車のタイヤチューブの
裏で磨いてますけど。

私の場合、教わった人が文化財の修理をしている人なんで、
伝統的な技法を教わった結果、材料費が高くついてます。
瀬〆や新うるしで安く出来るんなら、その方が助かりますしね。
前にも書いたとおり、今後の目標は「いかに手抜きをするか」です。
といっても、パテで固めた器に、食べ物をのせたくないですよね。
明日は集まって金継ぎをする日です。その後の飲み会の方が
目的化しているようなもんですが。

168:159
02/03/16 12:33
>167 今は中国産の漆を瀬〆と言っていると聞きました。 

う~んこれは初耳です。漆屋さんによるのかな?
中国産でも「生正味」と「瀬〆」がありますし、日本産にはあたりま
えですが「瀬〆」がちゃんとありますからね。
また、全工程を中国産の瀬〆でやったとしても物凄い差が出るとは思
いません。金継ぎぐらいの作業に対してのことですが。時間が少々よ
ぶんにかかる位だと思いますよ。
呂瀬漆に関してはやはり基本的には瀬〆の粘りが欲しいためにまぜる
のだと思いますが、130さんの言う瀬〆が中国産漆を指すのだとす
ると下地なので安くあげるために中国産を使い、中国産の乾きの遅さ
をカバーするために呂色をまぜると言う事も考えられますね。
教わっている先生に聞いてみて下さい。
あと、わたしはパテ埋めをしてからさびをぬるという手抜きをしたり
します。パテとさびのくっつきは少々悪いですが家使いだったら一番
簡単な手抜きではあるかもしれません。見た目は変わらなく仕上がり
ますが、あくまで手抜き作業です。カシューでやるよりはよっぽど綺
麗である事は確かです。


169:27
02/03/16 13:46
>>165
159さん、詳細に有難うございます(^^)。
金箔の件、今度、漆屋さんに行った時、そちらの方も見てみます~。
>>166
ふにふにさん、禿同です。漆関連のところで修行したくなってきましたよ、私は。

ちなみに私が使った中国産漆(名称は「金継ぎ用漆」)で1×2cm程度の欠けを埋めたのですが、
次の日にはあらかた固まっていました(錆漆@風呂場の簡易室)。
三週間程たった今では、爪で弾くと、素焼きのような反応を返します。
それと先日、簡単に金粉も葺いてみたのですが2日後には取れなくなっていました。
表向きの乾燥はこんな感じでしたが、使用した時どうなるかが問題ですよね。
説明書では1ヶ月の仕上げの乾燥をするよに言ってますが・・・(^^;ドキドキ。
中国産は南向きの漆との事ですが、え~、実はいいにくいのですが、
私、錆漆で埋めている際にあまりに寒かったので、低温設定ながらファンヒーターの真ん前に背中を向けて
作業していたのですね。嫌に乾燥が早いな・・・と思いながら。もしかしてコロンブスの卵?(^^;

>>167
>私の場合、教わった人が文化財の修理をしている人なんで、
>伝統的な技法を教わった結果、材料費が高くついてます。
イイ勉強なさって、うらやましいですが、やはり、相応のコストかどうかは
考えちゃいますよね(^^;

犬の歯かぁ・・・。愛犬の死後にもらうという手を考えたけど、やっぱ、ちょっとね。う~ん。

170:125
02/03/17 03:20
犬牙と鯛牙     いま一つ漆工芸用工具の中で珍しいものは、
蒔絵で金や銀の粉をまいて、それを磨かなければ為らないときに、場所によっては
とても指など入らないほど小さくてへこんだ場所を磨く時の工具である.
手の入らない隅っこなどの場合がある.そういう時には犬の牙を使う.
それを犬牙と言う.それから鯛の牙を使う.それを鯛牙という。大鯛の牙に適当な
柄をつけたものである.こういう工具も、ほかにはあまり使わないものだと思う。

以上  松田権六著 うるしの話し  P・101から引用 岩波新書

写真で見ると犬の歯、鯛の歯がそりを生かして15cmほどの棒の先に差し込んで
固着されています.
大鯛の頭なら、魚屋でもらえますよ。

171:27
02/03/18 13:59
>大鯛の頭なら、魚屋でもらえますよ。
むむ、と言う事は、やはり自前で用意しているんですか?
画材・材料スレとか誰か作ってくれないかな?
まだまだ他分野で隠れた珍品ありそう(^^)。
漆芸って、ある意味珍品ぞろいですよね。刷毛は人毛だし?

172:159
02/03/18 23:21
>171
そうですね。犬の牙と鯛の牙は自分で手に入れて作るしかないと思います。
柄をつけるのは簡単ですよ。漆でとめればいいだけですから。
漆で使う面相筆には鼠のヒゲで作ったものがありますが、最近はなかなか手
に入らなくなってしまいました。
漆芸に関しては現代でも正倉院の時代と製作方法があまりかわっていないの
で現在では珍品と思われる道具が多いですね。
単に昔は身近に手に入る材料で作っていただけなんでしょうが。

173:130
02/03/19 10:06
159さん、レスありがとう。
瀬〆の件ですが、理工学社の『漆芸の伝統技法』(佐々木 英著)を
読み直してみたら、「東京では」中国産を瀬〆漆と言っていると
書いてありました。
ふむふむ。接着用や箱の角を丈夫にする下地用だってことは
中塗り以前の工程では使えるってことですよね。
瀬〆は手元にあるんで、今度新たに割れたものがあったらやってみます。
生正味と炭が残り少なくなってきました。金かかるなぁ。

174:わたしはダリ?名無しさん?
02/03/19 10:43
>27
>低温設定ながらファンフィーターの真ん中に背中を向けて作業
これってちょっと危険ではないですか?
膠だと、熱風に長時間あてると接着力が無くなってしまいます。
風をあててる時間にもよると思いますが、漆の接着力は大丈夫でしょうか?
膠じゃなく漆だから大丈夫かもしれませんが?


175:わたしはダリ?名無しさん?
02/03/19 11:53
犬の歯ではなく、金箔張る時に使う瑪瑙棒なんかで代用できないでしょうか?
イタリアに行った時、いろいろな大きさの瑪瑙棒が売ってたよ。


176:27
02/03/19 13:01
>174
うっ、それ言われると・・・なんですが、
ほんと、作業中に自分の背中が温かくなる程度に設定してあったから、
温風は漆にはあたってません。仕上がった後はすぐに室(@風呂場)に持っていったし。
漆に対する先入観だと20度程度の室温で湿度の高いところで作業だったけれど、
それよりは気温高めで湿度も低いところで作業したけど、大丈夫だったのは
中国産漆だったお陰か?という程度のネタです。
人にこの作業環境をすすめているわけじゃありませんです(^^;。
森の中の古い家なので、結構湿度が高いのかもしれませんし。

177:わたしはダリ?名無しさん?
02/03/20 01:53
そうか。ボンドじゃ、やっぱりダメなんだ。
この間お茶飲んでる時に再びまっぷたつになった、、、。お茶は当然こぼれました。

本当に勉強になりました。

178:130
02/03/20 09:51
>>175
瑪瑙棒は代用というより、十分に磨けますよ。
でも、日本ではあまり種類が無いんですよね。
金継ぎだけならまったく問題ないんですけどね。

179:めちゃめちゃまとちがいかもだけどさんかさせて
02/03/20 16:48
僕は今まで、修復はあまり賛成できませんでした。
だけど最近は、むかーしの時代の教会とかにかけてあった宗教画に関してならば、
修復は当然の理屈なんだろうと思いました。
礼拝用の作品なんかは、それを本尊としているわけだから、
常に完璧で、欠損があったりなどという風に、曖昧ではいけない。そこに表す存在は、
神だったり神聖な存在なのであるから。だから、いつもベストな状態でなければならない。

余談;ある本で読んだのですが、例えば仏画なんかにおいては、表現の曖昧さは
信仰の欠落をまねく、のだそうです。しんじらんねぇ。




180:わたしはダリ?名無しさん?
02/03/20 17:12
>179
あれ?

仏画なんかにおいては、表現の明確さは信仰の欠落をまねく

じゃなくて?

181:わたしはダリ?名無しさん?
02/03/20 17:55
いやー?俺が読んだ本にはその逆だってかいてあった。
ひょうげんっつーか輪郭線かなぁ…。
うんそうだ。ごめん輪郭線の曖昧さが信仰の欠落をまねくんだ。
180さんがいうのってさ、現実的な表現のことを言ってるの?
だったらその通りだった。アハハごめんね。

182:わたしはダリ?名無しさん?
02/03/21 10:45
日経新聞の18日から20日までの夕刊で
「文化財を科学する」3回連載ありましたね。
装こうのこと、漆のこと、油絵のこと等等。
現在の状況が紹介されてました。

183:ふにふに
02/03/21 12:02
面白そう!
182さん情報ありがとう。早速読んでみたいです。

184:わたしはダリ?名無しさん?
02/03/26 00:44
>181
>輪郭線の曖昧さが信仰の欠落をまねく
へえ~、そう言うまとめ方はしらなんだ。
自国の文化のほうが異次元かしつつある今日この頃・・・やばいなん。

185:130
02/04/03 08:58
182さん。友人にコピーしてもらって、全部読みました。サンクス。
19回の連載だったんだね。
油絵って剥落止めに合成樹脂を使うんだ。知らなかった。
油だからかな。水彩画だとどうなるんだろう。
インタビュー部分を見ていると、言ってることとやってることが
激しく違う人もいて、やになってくるね。新聞で発言したんだから、
自分の言葉に責任を持ってもらいたいものだ。

186:わたしはダリ?名無しさん?
02/04/07 15:25
傷んだ作品を修復するってどんな気持ち?
俺は人の絵に手をいれるのって恐い気がする。

187:わたしはダリ?名無しさん?
02/04/12 05:20
現在の文化財修理は現状維持が基本です。
作品に手を入れるのは、現存の作家が自分の
作品に加筆、修正、修理するぐらいじゃないでしょうか。
そうでなければ伝世品として残ってないと思います。

188:186
02/04/12 10:08
>187
言いたい事は分かりますが、既にその行為(作品に手を入れられる)自体、
画家にとっては現状維持とは思えないのです。

189:わたしはダリ?名無しさん?
02/04/12 13:11
若いときの作品の修理中にやってきて、気にくわないところを
加筆しちゃった画家がいたそうだ。
あまりにも大先生だったので誰も止められず、大騒ぎ。
今は昔のお話し。

190:わたしはダリ?名無しさん?
02/04/13 00:38
>189
わはははは・・・・
わりとありがち? (汗

191:>190
02/04/13 00:40
10日もたってつまらねぇ突っ込みかよ!

192:わたしはダリ?名無しさん?
02/04/13 00:49
ほんとうに誰も書き込まないんだな。
驚き。ば~か。誰か出て来い。ば~か!!

193:190
02/04/13 03:17
>191-192
わりい、まじで忙しいんだよ(多分他の人も)。
今も書類作成中の息抜きに来ただけだし(´Д`)アウー


194:70
02/04/16 00:12
フクチャン

とっても返事が遅れてしまいました。(^_^;)
>その後、作品の具合はどうでしょうか?

絵を額からはずして裏から光を当てようとしたのですが、残念ながらトンボ(でしたっけ?)
ではなく、紙で目張りがしてあって、ちょっと剥がす勇気がありませんでした。
絵をよく見ると、大きく亀裂が入っていて、そこには似たような色(つまり違う色)で
絵の具が塗ってありました。こういうのは、修復とは言わないですよねえ。
まあ、すぐに剥離したりはしなそうです。
ただ、一カ所ぶつけたらしく、絵の具がこすれた痕があり、少しへこんでいました。

いずれにしても、修復を頼んだりすると軽く購入価格を超えそうですから、そおっと
飾ることにします。

版画の方は、まだ相談に行っていません。
できるだけ早いうちに相談しようと思っています。

195:130
02/04/16 17:39
>>188
>言いたい事は分かりますが、既にその行為(作品に手を入れられる)自体、
画家にとっては現状維持とは思えないのです。

ここでいう修理とは、「保存修理」のことですよね。
ここで手を入れないと、このあと破損が進み、取り返しのつかないことにも
なりかねません。そうなったとき、文化的な損失は大きなものになります。
ある意味、必要悪ともいえるかもしれませんが(言い過ぎかな)、
絵画が鑑賞のためにあるのなら、最低限、現状を維持する努力は
しなければならないと思うんです。
もし、それがいやなら、公開等をせずに完璧な管理ができる倉庫の
奥深くに置いておくしかないのでは?
高松塚古墳の壁画がいい例ですよね。
画家も、自分の作品をより長く伝えてもらったほうがいいと
思うのではないかな。それとも、崩壊していくのを眺めていたいのかな。

196:わたしはダリ?名無しさん?
02/04/16 22:20
壊れ行くものを無理に引き止めるのはどうなんでしょうかね?
でも600年前の絵画が現代に残ってるって不思議だなあ~。

197:わたしはダリ?名無しさん?
02/04/20 08:04
滅びの美学か~
なんかかっこいいね。
廃墟とか鉄道の廃線跡とか・・

198:わたしはダリ?名無しさん?
02/04/20 12:57
>197
そう言うのにも「美があるじゃん」と作った作品なら、
修復は難し~でしょうね。(実際、嫌いじゃない)

しかし、現代の芸術家は、
日本もヨーロッパも古い時代の作品は、理念こそ違え、
「後世に残す」のが大前提で、修復とか表具の工程はある程度
予想に入れていることに気付いてホスイよーな。

199:わたしはダリ?名無しさん?
02/04/20 13:57
絵画が崩れていく様を見ていたいとは思わんなー。

200:フクチャン
02/04/21 18:27
ご無沙汰しておりました。皆様お元気ですか?
130さん遅くなりましたが、レスありがとうございました。

201:わたしはダリ?名無しさん?
02/05/06 00:20
誰も書かないねえ

202:ななしちゃん
02/05/21 11:11
アゲ( ゚д゚)マス。

203:わたしはダリ?名無しさん?
02/05/26 10:57
ageとこう。

204:わたしはダリ?名無しさん?
02/07/13 07:27
昨日の日本テレビの「おもいっきりテレビ」の
今日は何の日のコーナーで国宝修理の権威
岡行蔵氏が亡くなった日として氏の生涯が簡単に紹介
されました。見た人いますか?

205:わたしはダリ?名無しさん?
02/07/15 10:29
先代の岩太郎氏のことかな。
だったらちょっと見たかったな。

206:わたしはダリ?名無しさん?
02/07/17 06:41
先代さんです。

207:ななしちゃん
02/07/23 23:10
ヴェネツィアのとある教会は内部の木(説教台とか)がworm(なんの虫だかは分かりませんでした)に食われてしまったらしく、
修復中でしたが、素晴らしく薬臭かった。
まだ未修復の個所を覗きましたが、虫食いのトンネルができていた。
木製品の修復も難しそうですね。

208:わたしはダリ?名無しさん?
02/07/24 00:25
タルロという木喰い虫の仕業です。だいたい窒素室に入れて一気に虫を殺して
パラロイドで補強というのが一般的でそうです。

209:ななしちゃん
02/07/24 14:15
>208
なるほど、そうですか。
聖職者がずらっと並んで座るコの字型の座席とかありますよね、(名称を知らなくて失礼)
それもやられていました。
移動させて窒素室、なんて無理なのかな。大きすぎて。

ところで木彫の大仏の修復って、なんで秘密めいてるんですか。
海外って修復方法や過程の報告とか、一般にも分かるような説明でしてくれてると思うのですが。

210:わたしはダリ?名無しさん?
02/10/14 08:54
知らないことが多すぎて・・・ageてさらに勉強なり~。。。もっと続けて!!

211:名無しさん
02/12/11 20:24
絵の具がバリバリに剥げた油絵の修復方法を教えてください!

212:わたしはダリ?名無しさん?
02/12/12 08:56
>>211  がんがれ~

213:わたしはダリ?名無しさん?
02/12/12 19:29
最近出たアレッサンドロ・コンティ「修復の鑑」おもしろいよ。
長大だし8000円するけど・・・

214:わたしはダリ?名無しさん?
02/12/17 19:34
>>212
何をがんがればいいのでしょうか・・・?

215:>211
02/12/18 03:13
①ワックスとか
②膠とか
③合成樹脂とか
かな。
ちゃんと絵面と絵具を見て、どんな具合にしたいのか考えて、相性の好いものでチミチミとどうぞ。

216:わたしはダリ?名無しさん?
02/12/19 14:00
>>215
アドバイスありがとうございます!

217:わたしはダリ?名無しさん?
02/12/21 16:05
>>211
念のため、シロウトさんじゃないですよね?
地塗との相性のこととかもあるし、
判断誤るとぐちゃぐちゃになったり、余計バリバリになりますので…

218:わたしはダリ?名無しさん?
02/12/22 02:33
フェルメールの顔の表面のヒビ割れ 気になりません?
せっかくの美少女が近くで見るとおばあさんみたいで、、
昨晩「美の巨匠たち」を見てて気になりました。
ヒビ割れは修復できないのですか?
私は素人でわからないので教えてください。


219:わたしはダリ?名無しさん?
02/12/25 02:23
>218
ひび割れもそれなりに良し!

220:わたしはダリ?名無しさん?
02/12/30 23:54
ここで言う「修復」っていうのはConservationのことなのかな。それともRestorationのこと?

221:あぼーん
あぼーん
あぼーん

222:山崎渉
03/01/08 22:47
(^^)

223:山崎渉
03/01/18 11:11
(^^)

224:わたしはダリ?名無しさん?
03/01/20 20:48
ビデオで〝冷静と情熱のあいだ〟見ました、、
主人公(竹野内豊)は、イタリア、フレンツェの工房で
絵画の修復を学ぶ青年、

才能を認められ、一枚の絵を任されるが、
昔の恋人と再会してるあいだに事件が起こり、、

映画、あまり評判よくなかったみたいね。
でも私、描写もこまやかで、わりとよかったと思う。
ヒロイン(ケリー・チャン)が、野外コンサートで
思い出の曲がかかる寸前の、窺がうような硬い表情とか、、

ただ、日本人が映画撮るとラブシーンがなぜあんなに野暮ったいの?
なんとなくすれ違い、スマソ

225:わたしはダリ?名無しさん?
03/01/21 15:46
>218 ひびも価値の内かもしれません。一昨年でしたか、10何年ぶりに
プラドで「ボッシュ 快楽の園」を見て仰天。余りにツルツルしてしま
い、貫禄も何もあった物じゃない。今出来の絵のようでした。前週に
リスボンの「聖ヒエロニムスの誘惑」を見た後だっただけに、尚更で
した。私は恐ろしくて....システィーナ礼拝堂を未だに再訪してません。

226:わたしはダリ?名無しさん?
03/01/21 17:26
イタリアの国立?修復学校に外国人枠が
あるって読んだことあるけどどうなんでしょう。
日本人学生もいたらしい。
就職が大変そうな感じでしたが>なんとなく。

227:こぶくろ
03/01/22 03:13
修復の勉強って学校に行かないといけないですか?勉強の仕方ってのはほかにどんな方法があるのですか?

228:130
03/01/25 10:30
いやはや、ご無沙汰してます。130です。
本当にレスの付かないところですね。

こぶくろさん。ここのホームページの掲示板を見ると、
同じような質問に答えてくれている所があります。
ちょっとのぞいてみてはいかが?
URLリンク(www.jcpnpo.org)

また、たまには顔を出します。

229:わたしはダリ?名無しさん?
03/03/12 21:00
101さんへ
ランビエンテでやってくれるんじゃないかなぁ。このあいだこの学校で、絵画修復科がT財団の油彩画を修復した記録をみたけどかなり専門的で素晴らしい報告書だったよ。
紙を修復する科は、どんなことをやってるか見なかったけど、講師陣に私も知っている有名な人もいるので、ボロボロになってかえってくることは、ないんじゃーないの。

230:山崎渉
03/03/13 13:28
(^^)

231:山崎渉
03/04/17 09:34
(^^)

232:山崎渉
03/04/20 03:58
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

233:わたしはダリ?名無しさん?
03/05/14 18:38
大学ならどこに行ったらいいでしょうか…。

234:わたしはダリ?名無しさん?
03/05/14 20:31
>>233
東京藝大

235:わたしはダリ?名無しさん?
03/05/15 14:21
メトロポリタン美術館の修復師のはなしを読んだけど
やっぱりすごい才能だと思ったよ。
・子供の頃からレンブラントのスケッチを模写していた
・大学では美術史専攻
・修復家になろうと思い、そのためには完璧な雁作を作らなければいけない
・デルフトの画家に似せた作品をプレゼンして世界最高位のドイツの修復工房に採用される
・メトロポリタンで採用され、鑑識眼も採用されてベラスケスの作品購入の
チームに加わり最高の金額で競り落として見事に修復させたらしい。

まあこの人は才能があったのだとおもう。

236:動画直リン
03/05/15 14:26
URLリンク(homepage.mac.com)

237:わたしはダリ?名無しさん?
03/05/15 17:20
>>235
そんな修復家は、稀少だわい。
修復にそれほどの才能はいらない。

238:わたしはダリ?名無しさん?
03/05/15 17:25
>>235
脚色がかなり多いよ、その話は
その分を割り引いて考えなきゃねぇ

239:おっ!!こんな人が長者番付に・・・
03/05/16 13:13
URLリンク(ninkirank.misty.ne.jp)


240:山崎渉
03/05/21 21:44
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―

241:山崎渉
03/05/21 23:29
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―

242:山崎渉
03/05/28 14:19
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎―◎                      山崎渉

243:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/09 01:55
修復家は、一流の人間がやる仕事じゃない。
絵を書くのもダメ、研究もダメな人間が最後に辿り着く仕事。

244:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/09 01:56
ごめん。書き直す。

修復は、一流の人間がやる仕事じゃない。
絵を描くのもダメ、研究するのもダメな人間が最後に辿り着く仕事。

245:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/09 10:47
>243業界関係者の方ですか?

246:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/09 10:53
絵がうまければうまいほど、修復にはむかない。
そういう人間が携わったものほど、ひどいものになる。
自分の線で描いちゃうからね。

絵や美術の研究だけで、その作品の成立した時代背景等を知らない人間ほど、
修復にむかない。
そういう人間が携わったものほど、時代性を無視したものに仕上がる。

247:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/09 11:01
>>246
やはり修復家はダメ人間がなる、というわけだね。

248:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/09 17:15
修復家に憧れてます。なりたかった。どうやってなったの?

249:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/09 20:00
>>248
憧れてなるもんじゃない。

いろいろやってダメだったら、なりなさい。

250:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/09 22:52
>>249
どうやってなったらよいのでしょうか?
教えてください。

251:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/09 23:10
>>250
だから、とりあえず絵を描いてみて才能のないことを発見し、
美術史を勉強してみて、頭の悪いことを自覚しなさい。
そうすればなれる。

252:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/09 23:14
>>251
充分に頭は悪く。才能はまったくなく。容姿も悪く。性格も悪いのです。
修復士の素質はあるのでは・・・・。
どこかに弟子入りするのですか?

253:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/09 23:30
>>250>>252
過去ログぐらい読めよ

254:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/09 23:35
>>252
そう。
あなたは修復屋になれる素質は十分にある。
あとは、253の言うとおり過去ログを読みなさい。

>充分に頭は悪く。才能はまったくなく。容姿も悪く。性格も悪いのです。

こういう修復屋って多いよね。

255:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/09 23:46
>>253>>254
*ありがとう*

256:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/10 00:10
>>255
その素直さでは、修復屋は無理か?

257:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/10 09:23
逆にいうと、絵を描くのがダメな人間が研究者になり、
研究するのがダメな人間が画家になるともいえる。

でもね、一流の修復家は、やはり一流なんだよ。
三流以下のくせに一流だと思っているキュレーターや画家より、遥かにまし。
ちょっと博物館や研究所を見てごらん。そんなのばっかりだから。
国民の財産である「文化財」を、預っているだけという意識が欠如しているし。
国公立の場合だと、何より自分が「公僕」だと言うことに、
気づいてもいない輩が多いし。

まぁ、三流の修復家が多いのも事実なんだがね。

258:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/10 12:43
>>257
まあ日本には「一流の修復家」などいない。


259:777
03/06/10 13:10
お暇な方はゲームでも

URLリンク(my.vector.co.jp)

URLリンク(my.vector.co.jp)

260:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/10 13:20
>>257

>逆にいうと、絵を描くのがダメな人間が研究者になり、
>研究するのがダメな人間が画家になるともいえる。

逆には言っていないが(w
要するに、両方ともダメな奴が修復屋になるということだから。

261:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/10 17:38
いや、両方ともダメなら、よけいに修復家にはなれないよ。
どちらも中途半端なヤツは、全く使い物にならない。
いずれにせよ、10年やってやっと半人前の世界だから、
半端な覚悟では続かないしね。

262:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/10 18:03
>>261

お前、修復屋か?

263:261
03/06/11 16:40
俺は修復屋ではないよ。普通よりは少し知っているだけさ。
修復家っていうのは、ある部分職人なんだよ。
だから絵が描けるとか、研究をするとかと一緒に論じるものでは
ないのではないかな。
その中で、技も磨くし研究もする。
修復という範囲では、そこらの研究者より、よっぽどモノを知っているよ。
何かあったときには、取り返しの付かないことになりかねないからね。
保存修復学会で、どのようなことが研究されているか、知ってる?
単なる煽りかもしれないけど、真摯に取り組んでいる修復家に
失礼だとは思わないか?

まぁ、しょうもない修復屋もいるのは事実だけれどさ。
そういう連中と、いっしょくたにして考えないでくれや。

264:名無しさん@3周年
03/06/11 20:17
>>263
揚げ足取るようで申し訳ないが、
学会で研究はしないぞ、普通。

265:  
03/06/11 20:18
●●●マスコミの 「盗聴/盗撮」 は許されるの?その2●●●
URLリンク(natto.2ch.net)

11 名前: マスコミは 投稿日: 2001/04/29(日) 01:25
一般人の盗聴もやってるんだよ。ほんとだよ。現行法では、「盗聴していない
ことを証明できる証拠をだせ」とはつっこめない。結局、疑惑の内容と本人で
しか知り得ない内容の比較話をして、つっこむしか手段がない。比較の結果に
著しい一致点があると、マスコミ産業は認めざるを得ないようだね(経験則)。
一般人であっても「進歩的な変人」は、盗聴される。というわけで、今年から
NHKの受信料の支払いを生涯拒否することにしました。盗聴していた地元紙を
とるのも、販売店に盗聴の話をして、断りました。オレがこだわったのは、
盗聴で得たオレの個人情報を「小馬鹿にする」行為よ。電話盗聴したオレの人生観
を使うのは黙認するが、それを180度裏返したら、怒るに決まってるぜ。これは、
人の道に反する。フジ・テレビの社員の皆さん、お元気で。このスレからは撤退します。

12 名前: マスコミは 投稿日: 2001/04/29(日) 02:36
一般人の盗聴もやっているよ。マジで。まあ、対外マスコミの上の人間のご機嫌を損ねた一般人もやられるようだね
むやみやたらにいわゆる「ファンサイト」で芸能人にメール送っている人はやばいかも既に。おふざけでならなおさら。
ふざけてなくてもいろいろ理由を付けられてネタにされたらマジ最悪。できるだけ見る・閲覧するだけにしよう

266:名無しさん@3周年
03/06/11 20:30
>>263

>だから絵が描けるとか、研究をするとかと一緒に論じるものでは
ないのではないかな。

そんなことはわかっているのだが、
今の修復家の中心的世代には、
もと画家志望、もと美術史研究者志望の奴が少なくないのも
事実。

だからどこか2流感、3流感があるのだ。

最近は、最初から修復家をめざす若い人が増えていると聞く。
そんな彼らに期待するとしよう。

しかし、そういう彼らが一人前になって活躍し始めたとき、
愕然とするだろうな・
自分たちの先輩たちって、一体何だったんだろう、と。

上記はあくまでも日本の話。

ヨーロッパには一流の修復家がいる。

267:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/11 23:37
なんにしても、”美術修復”って技術は必要不可欠だと思う。
むしろ、レオナルドの”最後の晩餐”の修復作業なんて、歴代の修復家の仕事を
否定しに懸かった暴挙だと思う。その結果はご周知のとおりでしょ。

美術品の維持管理って、ものすごくエネルギーの要ること。
それこそ、宗教がらみでないと、維持管理なんてできないんじゃないかなあ。
修復家の仕事は、どんな仕事であれ、美術品の維持管理そのものだと思う.

268:名無しさん@3周年
03/06/11 23:52
>>267
もちろん保存修復は必要なのだが、特に日本において、
その職責を果たせる人間がこの職についているかは、
大きな疑問。

何しろ、修復に対する批評がない。
批評がなければ、成長がない。
それが今の日本の保存修復界。

269:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/11 23:57
先日の美術史学会の全国大会で、「絵画と修復」という
シンポジウムがあったね。


270:名無しさん@3周年
03/06/12 00:00
>>269
それがどういう内容のシンポジウムかは知らないが、
美術史学者、学芸員が修復に対する批評ができるように
なることが大切。
そうすれば修復家が実力で選別される時代がやってきて、
修復というものがちゃんと評価の対象となるといえる。

271:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/12 08:58
日本画はともかく洋画に関しては、文化庁自体がほとんど
指針と言うべきものを出していないからね。全てはこれからと言うことかな。
日本画は装こう師連盟がある程度の基準を作っているし、
文化庁の方も自分の専門に関して「だけは」熱心だしね。

>>264
学会誌の最新号に載っている論文は以下の通り(本の一部)。
油画作品のメディウム判定に用いられる染色法の分光学的検討
製造条件による古糊の物性の差異について
赤色天然染料のHPLCによるキャラクタリゼーション 等々。
しっかりとした研究がなされています。

272:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/12 19:12
>>271
そうそう。
研究しているのは学会じゃなくて、
学会誌に寄稿したりしている人たち。

273:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/12 19:15
>>271
題名だけ挙げられても、しっかりした研究なのかどうか
わかるわけないじゃん(w
どんな分野でも論文にはみんないかにもな題名をつけるわけだし。


274:v
03/06/12 19:23
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275:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/13 01:08
前に芸大でやってた修復の報告展示みたいな展覧会みたら感心したよ。
レポートとか見たことなかったけど、しっかり方針から経過報告、
完了時状態みたいなのがまとめられていて、大変そうだった。

根気がないと駄目なのはとりあえづわかった

276:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/13 02:09
あなたが探してるのってこれだよね?この中にあったよ♪
URLリンク(endou.kir.jp)

277:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/13 09:02
>>270
>美術史学者、学芸員が修復に対する批評ができるようになることが大切。

本当にそうだよね。実際、修復学会に顔を出す学芸員は皆無に近い。
主任クラスで来られる方は、一人ぐらいだし。

>>273
いい加減、粘着をやめたらどうだ?
俺は内容も読んでいるんだよ。
まぁ、お前さんには分からん研究だと思うがな(w

278:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/13 11:39
>>277
270=273だ。

で、たとえば、俺が現在ヨーロッパで活動し、
日本の低レベルの修復家を嘲笑している
修復家だ、などと考えてみたりせぬか?

279:261
03/06/13 18:17
う~ん、ずっと読んでいてさ、俺の意見とかみ合ってないなと思ったら、
みなさん、洋画の修復家について語っているのね。
俺は絵画修復というと、装こうの方を考えてしまうから、
職人云々というくだりも、意味のずれたまま話しが進んだような気がする。
自分のうかつさに反省。

で、装こうの方はどうかといえば、>268の
>何しろ、修復に対する批評がない。
という点では全く同じ。かなりきな臭いです。
とは言っても三流ばかりということはない(と思う)。
彼らは元々「表具屋」だから、職人としてのスタンスを崩さない人が多い。
若手も研究熱心だし、これで内部のゴタゴタがなければなと思う。

280:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/15 09:19
「活躍」ではなくて「活動」している278さん。
もしそれが本当なら、嘲笑しているだけで何もしない貴方は、
修復屋としての力は分からぬが、人間としては3流以下と言わざるを得ない。
嘲笑するだけならアホでも出来る。
少しでも努力している人の、足元にも及ばない。

281:名無しさん@3周年
03/06/15 13:11
>>280

>「活躍」ではなくて「活動」している278さん。

だってさ。自分で「活躍」と書くほどのバカではない。

>修復屋としての力は分からぬが、人間としては3流以下と言わざるを得ない。

結局、ヨーロッパでも修復は三流以下の人間の仕事よ。
日本だと五流以下くらいか。


282:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/16 13:00
保存修復は、まあ必要悪かな。

できればあんなものする必要がなければしないに越したことはない。

そんなこんなで保存修復は男子一生の仕事ではない、
と思う今日この頃である。

ま、ぼくちんは男子一生の仕事なんてどうでもいいと思ってるけどね。
うん、そう思ってる。
思ってるってば!
思ってるんだよ、うるせえな!!

283:わたしはダリ?名無しさん?
03/06/23 08:51
>結局、ヨーロッパでも修復は三流以下の人間の仕事よ。
日本だと五流以下くらいか。

な~んだ。「目糞鼻糞を笑う」って事だったのね。
まぁ、せいぜい息巻いてろや「鼻クソ」さん。

>>282
泣くなよ。がんばってくれよ。

284:わたしはダリ?名無しさん?
03/07/04 23:41
山下新太郎なんか画家としても修復家としても両方有名だったね。

285:わたしはダリ?名無しさん?
03/07/04 23:47

罪と罰のゲーム、皆さんもやりませんか?
URLリンク(gekiya77.jp)
以下から、新規登録出来ますので。
URLリンク(gekiya77.jp)

<注>私は管理人ではなく、ただの利用者です。

286:山崎 渉
03/07/12 12:18

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

287:山崎 渉
03/07/15 12:57

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

288:なまえをいれてください
03/07/17 17:05
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。

289:なまえをいれてください
03/07/23 17:05
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。

290:わたしはダリ?名無しさん?
03/07/31 04:27
>1
絵画修復をどの様に考えているか
傷の付いた画面を元の状態に近づけあわよくばそれ以上素晴らしい物に仕上げる
作業の事ではないでしょうか? 仕上がった状態は素晴らしく美しいと思われます。
手間をかけ仕上がった作品はまた保存するに相応しい対象になる事と思います。

291:わたしはダリ?名無しさん?
03/07/31 04:40
■素敵な人がいるのに告白する勇気が持てない・・・■

誰にでも人生に1度くらい、そんな悩みを持つものです。
でも、安心して♪
ここでは、異性に効果を発揮する香水、合法ドラッグがおかれています。
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292:ぼるじょあ ◆ySd1dMH5Gk
03/08/02 02:57
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎―――◎                      山崎渉&ぼるじょあ

293:わたしはダリ?名無しさん?
03/08/02 03:20
ずっと上のスレで画家になれないやつがなる、とか、
絵がうますぎるやつはなれない、とか
言いたい放題言いやがって。

画家になれないのは絵が下手とかではなく、
とっぴな作風が評価されるこの世の中になじめなかったり、
経済的に画家なんかでくって行けなかったりいろんな理由がある。
美校あがりの修復屋にはかなりすごいの居るぞ。

絵がうますぎるやつが向いてないんじゃなくて、
そう言う奴は 自分で絵がうまいと思ってるから危ない。
自分の気に入る絵になおしてしまうから。


日本にろくな修復屋が居ない、というのは
日本にはヨーロッパのような油彩画の歴史が無い(絵肌の状態のバリエーションに疎い?)から
当然とも言える。

関係無いが>276踏んでしまった…すげえむかつく


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