10/07/18 23:38:21
>>518
何故魚はプロペラの船よりずっと効率的に水の中を動く事が出来るのか?
それはプロペラが長い回転する水の流れ、船の後に延び、エネルギーを奪い、
船を減速させる、渦を作るからである。
しかしパタパタ動く魚の尾は全く違うものである。尾が片方に動く時、それは(いわゆる)
時計回りの渦を作る。次のステップが魚の効率性に重要なところである。
反時計回りの渦は時計回りの渦に流れ込み二つが合わさった時、水を魚から離す力となる。
ニュートン曰く「全ての作用には等しい逆の反作用がある」、それで水が後に動かされた
時、そこには魚を前に押す反作用がある。
この驚くべき単純な仕組みにより魚は水の中を移動するのに殆どエネルギーを使うことがない。
初期のチャーリー・ザ・ロボフィッシュでさえ86%の効率を得ることが出来る、船で
得られる最高の効率は40%である。勿論、魚は単に尾をはためかせる以外にも仕組みがある。
魚は体を曲げる事により体の横を流れる渦からエネルギーを得る事さえ出来る。
だが魚の正確なコピーを作ることは、スムースで柔軟性のあるボディを作ることは
今のロボット製作技術をはるかに越えている。