10/06/04 08:20:34
>>39 (長いので見直しなし、参考まで)
我々のほとんどは、石油の重要性を認識している。我々の生活の中で石油の
存在感を最も顕著に表している場所はガソリンスタンドである。我々の車の
原動力となるガソリンは、サウジアラビアやテキサスやベネズエラなどの
地域の地下から汲み上げた原油から精製されたものである。
ガソリン価格が上昇すると我々は不満を口にし、下落すると多少安堵する。
しかし、みなさんは石油のことを真剣に考えているのだろうか?
我々が現在知っている地中にある石油の埋蔵量は、消費と生産のペースが
このまま変化しないとすると、およそ40年で枯渇するだろう。
しかし、このことが、状況のすべてを説明しているわけではない。事態を
複雑にする要因はいろいろとある。
世界全体の消費ペースは、中国やインドなどの国が工業化に向けて動き出し、
消費者が現代的なライフスタイルを実現するにつれて、高まるだろう。
同時に新たな石油埋蔵量(油脈)も発見されつつあるし、新技術によって、
石油の採掘、エネルギー節約、石油なしのエネルギー生成のための新しい方法
も開発されつつある。
事実、楽観主義者たちは、技術がその解決策となるであろうと言う。
新技術によって、我々は石油の新たな供給源を、同時にもっといい代替エネ
ルギー源をも手にするだろう。、
燃料電池、風力、太陽エネルギー(太陽光や太陽熱)、核融合、さらに
地球の自転のエネルギーまでも利用されて、実質的に限りのないエネルギー
を生み出すようになるだろう。
換言すると、我々は、”この問題から抜け出す方法を発明する”であろう。
しかし、悲観論者たちは、石油の余剰がある状況は既にピークを超えているか、、
早晩そうなるであろうと言っている。
彼らの中には、都市がまるごと死滅し、戦争が勃発し、疾病が発生し、社会
そのものが崩壊するような暗澹たる未来に我々は直面していると言っている者
もいる。