09/08/12 12:34:24
◇学力不足、先生も…中学英語教員の英検準1級「4人に1人」 高校は半数弱
英語教員のうち実用英語技能検定(英検)の準1級レベル以上を取得しているのは中学で4分の1、
高校では半数弱にとどまっていることが2日、文部科学省の調査で分かった。
「ほぼ全員が達成」とする文科省の目標を大幅に下回った。生徒も中3で英検3級以上の水準に
達したのは3分の1、高3で準2級以上なのは3割弱で、文科省の目標(4~6割)より低かった。
文科省が平成15年度末に策定した「『英語が使える日本人』の育成のための行動計画」では、
教員に対し「おおむねすべての教員が英検準1級、TOEFL550点またはTOEIC730点」となるよう
目指している。
生徒については、中卒段階の平均で「英検3級程度」、高卒平均で「英検準2級~2級程度」を目標に
している。
昨年12月に公立校の教員や生徒の英語力を初めて調べたところ、全英語教員のうち英検準1級
レベル以上の資格を取得した割合は中学で24・8%、高校で48・4%というお寒い結果となった。
英語能力試験の受験経験者に限っても、中学で40・2%、高校で74・2%という比率だった。
一方、中3で英検3級(中卒程度)以上の水準に達しているのは33・7%で、実際に取得しているのは
19・0%。高3で準2級(高校中級程度)以上なのは27・8%、実際の取得者は10・0%だった。
日本英語検定協会は、「教員は準1級レベルの語学力は身につけていてほしい。生徒に関しては、
保護者側にも英語への関心が高まっており、上昇志向がうかがえる。
現段階ではまずまずの結果では」(小西孝志広報調査部長)とする。
元日本英語学会副会長の大津由紀雄・慶応大言語文化研究所教授は「周囲の学生、教員でも
実際に自在に使える人は少ない。どの程度正確に実態を反映しているかはわからない」。
文科省では「先生は目標から遠い。生徒はもう少し努力が必要だろう」(国際教育課)としている。
産経新聞
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